内助の功の真の意味とは旦那を支える良妻スキルを養う方法

内助の功に憧れるのは男性も女性も同じ。良き妻で夫の支えとなっているイメージですよね?本当の意味が分からないために起こりがちな勘違い行動と、内助の功と呼ばれるための必要なスキルを紹介します!

内助の功の意味と男性が求める妻のスキル

女性なら将来の夫に「内助の功のおかげだよ」と言われてみたくありませんか?「お前が成功したのは、内助の功だな」と知人から言われている夫の姿を想像するだけで、幸せな気分になれますよね。多くの男性も理想とする「内助の功」。間違った捉え方をしている女性も多いようですので、本当の意味と内助の功と言われるために持っておきたいスキルを紹介します。

内助の功の本当の意味と間違いやすい行動3つ

内助の功にどんなイメージを持つかと聞かれれば、やはり「良い妻」ではないでしょうか。夫を支える良き妻の印象ですよね。それは大正解なのですが、夫を支えるという点で大きな勘違い行動をしている奥様も多いのです。

内助の功の意味とは

内助の功という言葉は、戦国時代の武士の妻から生まれたと言われています。嫁入りのための持参金で夫のために馬を買った妻。その馬が将軍の目に止まり、夫の出世に繋がったというものです。内助は内の援助であり、家の中の妻が外の夫を助けること。功は功績のことです。縁の下の力持ちとも言われ、影の功労者なのです。

と、いうことは現代の内助の功の意味をはき違えている人は結構いるのではないでしょうか。内助の功の本当の意味と、どんなことをすることが「内助の功」なのかを知っておく必要があるでしょう。では、その本当の意味と間違いやすい行動を紹介しましょう。

内助の功の間違い1 夫の世話を焼く

食器を洗う主婦

この「影の」ということが内助の功では大切ですが、意識していない女性が多いようです。とにかく夫の世話を焼けばいいのではありません。料理を作ったり、お弁当を作ったり、洗濯をしたり・・・それだけでは内助の功にはならないのです。

内助の功の間違い2 一生懸命やりすぎる

夫のためにがむしゃらに一生懸命やっている妻は、果たして内助の功と言えるでしょうか。答えはNOです。やり過ぎてうっとうしいと思われては、何もなりません。内助の功とは、賢い妻にしかできないワザです。「自分がやってあげたいこと」ではなく「夫のためにできることを考える」のです。夫婦が円満である秘訣の1つは、お互いを思いやるという気持ちを大事にすることです。人として基本的なことが、内助の功にも繋がるのですね。

内助の功の間違い3 自分をアピールする

「ウチは内助の功だから」と口にする女性がいますが、自分で言うことではありません。あくまでも影の存在なのです。夫が成功した影には、その妻の働きがあったということです。「私が頑張った」と自分をアピールするのは論外です。

内助の功の本来の意味

家の中にいる妻が外で働く夫を影で支えたからこそ、夫が成功したということ。
縁の下の力持ち的な影の存在で、自分のすごさをアピールしない女性に与えられる言葉。

真の内助の功に求められる5つのスキル

夫を支えるという点で、内助の功と夫の世話は切り離すことができません。しかし、ただ単に世話を焼くというのとは違います。内助の功となるのは「経済的」「精神的」「健康面」で表に立たず、夫を援助することです。夫を内側から支えていくことで、家族で穏やかに過ごせることが一番です。

その1 経済的な内助の功「家計のやりくり」

家計簿をつける主婦

経済的に夫を支える妻の立場で、家計のやりくりは欠かせません。後先考えず散財を繰り返していたり、お金の動きを把握していなかったりするようでは、内助の功を目指すことはできません。全体の収入から毎月の支出額を把握して、貯金まで出来るようにするなどの家計のやりくりはもちろんのこと、急な出費にも対応出来るように気を回しておくなどのやりくりして万が一に備えることは、「経済的な内助の功」の要と言っても良いでしょう。まずは、結婚前にお小遣い帳をつけたり、家計簿の練習をしてみると良いでしょう。

その2 健康面での内助の功「バランスの良い食事」

ごはんと味噌汁

妻に求める条件として、常に「料理上手」が上位にあります。一人暮らしで外食ばかりだった男性は、特に結婚したら美味しい食事が食べたいと思っていることでしょう。健康面で夫を支えるために食生活は外せません。家庭を支えるという意味では、旦那様の好き嫌いや味覚を把握し、どうしたら健康を保つことが出来るのかを考えることも大切です。

食生活は、健康のバロメーターとも言います。海外の人より日本人の寿命が長いのは、日本食というのは他国の食事に比べ、栄養バランスを考えられて作られているからだと言われています。美味しいものはもちろんですが、バランスの良い食事で夫の体をサポートすることも「健康面での内助の功」なのです。

その3 健康面での内助の功「規則正しい生活」

起床する男性

健康面での援助にはもう一つあります。それは、規則正しい生活を送ってもらうこと。寝不足で疲れがとれないまま出社した夫が、会社で大失敗・・・そんなことになって呆れられるのは、夫だけではありません。「あそこの奥さん何やってんの?」と言われてしまいます。さらに「家庭で苦労してるんだね」と、夫に同情する人も現れますよ。そんなことを言われてしまっては本末転倒です。

もちろん、仕事によっては規則正しい生活を送るのはなかなか大変なことです。でも、しっかりとした休息をとって貰うことも重要なことは事実。男の人の中には、自分の体調管理に疎い人もたくさんいます。普段旦那さまを見ている妻だからこそ可能な、健康管理の仕方が各家庭であるはずです。だからこそ、「健康面での内助の功」も必要なのです。

その4 精神的な内助の功「円滑な人間関係」

内助の功として認められるためには、精神的な支えも重要です。お金や食事のように目に見えないため、難しいと思う人がいるかもしれません。これは不安にさせない、心配させないということに重点をおけば大丈夫です。

男性は周囲との人間関係が円滑にできない女性には安心できません。夫の家族、職場関係者や友人などと円滑な関係を築いてくれない女性には、いつもハラハラするでしょう。だからよく聞く「嫁・姑戦争」なんてものに旦那様を巻き込むようでは「内助の功」ができているとは言えません。だからといって、ずっと我慢だけしていましょうというわけではなく、夫の精神的負担を減らしてあげようと努力することも「精神的な内助の功」として必要ということです。

その5 精神的な内助の功「悩みへのアドバイス」

夫と会話する主婦

旦那さまが仕事で悩んでいるときに必要なことはしっかり聞いてあげること。「すごいと思われるアドバイスをしよう!」と気負ってはいけません。何も言わずに聞いてあげればいいのです。もし、転職を希望しているような雰囲気を感じれば、そのときは出番です。

夫が転職を希望している時に、無理に今の会社に留めようとするのはきっと旦那さまの負担となるでしょう。転職というのは家族も不安になるでしょうが、一番不安なのは本人です。その不安を考えても転職をしようと思い立つには、それなりの理由があるものなのです。こんなときこそ旦那に合っていると思う業種を勧めてみてはどうでしょう。それがきっかけで転職、成功すれば、まさしくそれが内助の功なのですよ。

内助の功に求められるスキル

  • 家計のやりくりが上手で家事が得意なこと
  • 身の回りの世話以上に規則正しい生活を提供できること
  • コミュニケーション能力と先を見据える力を持っていること

内助の功はあくまでも裏方で

誰でも褒められたいから、一生懸命やるんですよね。でも焦ってアピールしてはいけません。内助の功とは、あくまでも裏方である必要があります。夫のためにできることを考え、上手に夫を導いていくことで、必ず感謝される日がやってきます。もちろん感謝されるために夫を支える訳ではありませんよね。でも、普段から相手のことを思いやってしてきたことが結果的に周囲の誰もが認める「内助の功」と言われたら、それは喜ばしいことです。結婚相手に求める条件を読めば、もっと男性が望む理想の妻を知ることができますよ。