結婚前に約束しておきたい10のこと

結婚前に約束してほしいことがあるなら、プロポーズされたときや婚約中に伝えておきましょう。恋愛中とは違い、夫婦になると二人の時間が増えます。心のすれ違いによる浮気や別れを防ぎたいカップルにおすすめの結婚前にしておきたい約束事10パターン。

結婚する前に約束しておきたいことって?

結婚前に約束をしておくことで、二人にとって過ごしやすい家庭を築くことができます。彼氏がされて嫌なことは何か、彼女のしてほしいことは何か。約束を交わすことでお互いの考えを知ることができるでしょう。どんな約束をしたいかイメージすることは、結婚する上での責任感を高めるためにも有効な方法。彼からプロポーズされて婚約したら、結婚する前の約束事を話し合っておきましょう。

結婚前に約束しておきたいこと1
浮気はしない

不倫中で隠れて会ってる男女

浮気をしないことは男女のマナーとして絶対に守るべきです。結婚生活が長くなるにつれ、新婚当初のような新鮮味はだんだんと薄れていきます。長い人生の中には、もう一度恋をしたくなることや新しい刺激が欲しいと感じることもあるでしょう。だからこそ、結婚前に「浮気はしない」と誓い約束しておくことはとても大事です。

体験談

浮気は許しちゃダメ

ぷーさん (20代)のお話

結婚する前に彼と2人でした約束は「浮気は許さない」でした。病めるときも健やかなるときもこの人だけを愛し続ける。そう誓った相手が浮気をしたら…想像しただけで心がちぎれそうで、悲しくてやりきれない。それは彼も私もまったく同じ気持ちでした。結婚すると彼氏彼女のころとは違う独占欲が出てきます。絶対に浮気されたくないと思えば、自然と自分磨きをするようになります。ずっと愛してもらえるよう工夫することは、一生添い遂げる気持ちがある夫婦だからこそ大切にしたいこと。愛していたら1度の浮気くらい許してしまいそうなもの。あえて「浮気は許さない」と約束をすることで「浮気をしないで欲しいから、浮気をさせない努力をするよ」とお互いにくぎを刺したのです。私たち夫婦は結婚して5年ほど経ちましたが、この約束が効いたのか、一度も「怪しいな?」と感じたことはありません。

結婚前に約束しておきたいこと2
家事の分担

協力して家事をしてるカップル

共働きの夫婦なら、結婚前に家事の分担を決めておくのもおすすめです。お互いに少しでも楽になるような工夫をして、合理的に決めていくことが大事です。どちらかに負担が偏ると夫婦喧嘩の原因になったり、不満をためすぎて離婚を考えるという最悪のパターンもありえます。彼に協力してもらいたい女性は、共働き家事の秘訣を参考にするといいでしょう。「家事は奥さんがやるもの」という考えを捨ててもらうきっかけにもなります。

体験談

朝食作るって言ったのに…

みんみん(30代)のお話

結婚する前、ともにフルで働いていた私たちは、結婚後もお互いの仕事を継続することがわかっていましたので「結婚した後、朝食は夫が作る。夕食は帰りの速い妻が作る」ということを約束していました。夫は朝早く起きることが得意なので朝食を作ることも難なくこなせますし、夫より数時間早く帰宅できる妻の私が夕食を作ることは無理なくできることでした。ですので、こういう約束をしたことは、結婚当初の私たちにとってとても合理的なはずでした。しかし、結婚してから数か月たった頃、なぜか夫が朝食を作る頻度が減っていったのです。どうしたんだろう…具合でも悪いのかな?と思い、気を利かせた私が先に朝食を作ると、夫が「お。今日も悪いね」と言いながら起きてきて、ともに食卓を囲む…ということが増えました。どうやら朝食を作ることが面倒になり、なし崩しに妻に任せてしまえと思ったようです。しかし朝の身支度で忙しい私が、慌てて朝食を作るのを横目に見ながらのんびりしている夫についにある朝キレてしまいました。それからは夫も反省して元通り朝食を作るようになりましたが、男の人って甘えさせたらダメだなと、このことで強く実感しました。

結婚前に約束しておきたいこと3
家計について

お金のことを話すカップル

結婚する前にお金のことを話し合い、必要な約束はしっかりしておきましょう。夫と妻のどちらが家計を握るかはかなり重要な問題です。妻が財布のひもを握るのが当たり前という感覚が根強いですが、妻がお金の管理が苦手な場合は思い切って夫に任せた方が上手くいく場合もあります。夫婦共働きなら、お金のルールを決めて2人で共同管理するのもいいでしょう。婚約中から2人で共通の口座の口座を作り、貯金を始めてみるのもひとつの手。お金のことを2人で考えるいい機会になります。

結婚前に約束しておきたいこと4
両親との同居について

結婚記念写真を撮るカップルと両親

親との同居問題は、結婚前にしっかりと約束しておいた方がいいでしょう。新婚でいきなり親と同居を切り出しにくい男性も、両親が年老いたとき妻に面倒を見てほしいと考えている場合もあります。相手の実家はもちろん、自分の両親が一人になってしまったら一緒に住みたいと考える女性もいるでしょう。お互いに嫌な思いをしたくないので「同居はしない」と約束した場合も、誕生日のプレゼントやメッセージを欠かさない。孫の写真を送るなど、お互いの両親と仲良くする気持ちは忘れずに持っていたいものです。

体験談

彼の両親と結婚したら同居すること

めりこ(50代)のお話

結婚する前の暗黙の約束は彼の両親と同居するということでした。田舎だったからです。その上に昔気質で、気ままな父親の望みでもあったのです。付き合いだしたときからも父親のわがままで自分勝手な性格は見えてきました。これは難しい人だと思いました。しかし、彼は親思いなので、長男だし、同居は黙っていても当たり前感を出していました。婚約もしてどんどん結婚式に近づきます。その中でますます父親のわがままさが増してきました。がまんができないことも多々出てきました。彼に両親との同居は無理だと話しました。二人でいろいろ話し合ったのです。その結果、彼の方から「お願いだから、親のほうが早く亡くなるので、我慢して一緒に暮らしてほしい。僕は、君のやりたいことはできるようにがんばるから。父親との付き合いがしんどかったら、父親に注意するから。」と結婚前にこのことが二人の約束になりました。今となればこれは大変難しい約束だと思います。

結婚前に約束しておきたいこと5
感謝の気持ちを言葉にする

見つめ合うカップル

「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にすることは、夫婦の関係を円滑にします。ちょっとしたことに感謝できる女性は、幸せな結婚を継続していけるでしょう。彼が食事を作ってくれたら「ありがとう、あなたのご飯とっても美味しい!」と褒め言葉も付け加えてみましょう。嬉しさが伝わってまた作ってあげたいという気持ちになります。

体験談

ご飯を作ってもらったら褒めちぎる!

さっちゃん(20代)のお話

私が彼と結婚する前に約束したことは、「相手に料理を作ってもらったら、褒める」ということです。どちらとも実家住まいで、結婚するまで料理をする機会がありませんでした。ですので、毎日の料理作りに大変苦戦するであろうこと、失敗して落ち込むことが容易に想像できました。そんな時に何も言わずに食べられては苦労が報われず疲れてしまいます。そこで、例え不味くても良い所を見つけて褒めようということになったのです。実際に結婚生活が始まってみると、やはり家事、特に料理に四苦八苦しました。時間をかけた割に上手くできなくて泣きそうになったこともあります。それでもこの約束のお陰で救われました。味が濃すぎる時は「ご飯に合うね」とか、薄い時は「健康に良さそう」とか主人が褒めてくれます。主人が先に帰宅しており、ご飯を作ってくれた時には、私も同じような対応をしています。もちろん、2人とも徐々に成長し、本当に美味しく作れることも増えてきました。そんな時は最高の笑顔で「美味しい!」と言い合いながら食べています。食事の時間は毎日のものなので、夫婦円満に大きく貢献する約束事となりました。

結婚前に約束しておきたいこと6
「ごめんなさい」と素直に言う

女性に謝る男性

「ごめんなさい」は「ありがとう」と同じくらい大事な言葉。どんなに気が合う夫婦でも意見の食い違いで口論になることはあります。いっときは腹を立てても、よく考えたら自分が悪かったと後悔することもあるでしょう。そんなときは素直に「ごめんね」と言って、反省した気持ちをちゃんと伝えましょう。夫婦は家族とはいっても、もともとは他人。わざわざ言葉にしなくてもわかるでしょ?は通用しません。

結婚前に約束しておきたいこと7
忙しくても会話する時間を持つ

スマホを操作する男性を見る女性

コミュニケーションは人間関係の基本。これは結婚前のカップルにも夫婦にも当てはまります。仕事の付き合いや残業で夕飯を家でとらない場合には早めに連絡を入れる。「今から帰るよ」というコールも家で待っている側としては嬉しいものです。どんなに忙しくても寝る前の数分は会話をする。お互いに休みの日は一緒に朝ごはんを食べながら最近あったことをゆっくり話す。深夜遅く帰ってくる旦那さんには「お疲れさま!レンジでチンして食べてね」とメモして好物を用意するなど、コミュニケーションの仕方はひとつではありません。

体験談

コミュニケーションをとる

うめ子(20代)のお話

私が彼氏と交わした約束は、「必ず家に帰ってくる、必ず毎日連絡をする」です。結婚すると、仕事が忙しかったり育児が忙しかったり、ストレスがたまってイライラしたりすることもあるでしょう。それでもこの約束は守っていこうと約束しました。いくら一緒にいるからといって、2人のコミュニケーションをおろそかにしてはいけないと私は思います。会社の都合上、出張などで家を空けてしまうときは仕方ないですが、ちゃんと家に帰るというのが大事だよねという話をしました。そして、相手を不安にさせないためにも、信頼関係を一生貫くためにも、毎日連絡をする、という約束も同時にしました。付き合い始めてから今まで一日も連絡を絶ったことはありません。どんなにくだらない話やどうでもいい話や、はたまた何時に帰る、ご飯は食べる・食べないなど、いろんな連絡を取ってお互い顔を合わせていなくても、きちんとコミュニケーションをとるというのを一生貫いて守っていけたらなと思います。

結婚前に約束しておきたいこと8
協力しあう

手をつなぐカップル

夫婦にとって協力し合うことはとても重要です。何が起きても相手の味方というスタンスを忘れてはいけません。長い結婚生活のうちには何度も困難が待ち受けているでしょう。人生の伴侶が辛さや痛みを抱えているとき、自分に何ができるか考えて最善を尽くす。お互いが相手に力を貸せるようにいつも自分をベストな状態に保つようにしましょう。

結婚前に約束しておきたいこと9
その日のうちに仲直りする

喧嘩中のカップル

喧嘩をしてもその日のうちに仲直りすると約束しておけば、嫌な気持ちで朝を迎えずに済みます。タイムリミットがあることで、だらだらと喧嘩を続けず反省したり改善点を探ることもできるでしょう。相手に腹が立って興奮しているときは少し離れて時間を置くことも重要ですが、冷戦状態が長く続かないように喧嘩したときの約束事を作っておくと安心です。

体験談

夫婦の決まり事について

まほ(20代)のお話

私達夫婦の決まり事は「喧嘩をしてもいいけど、その日の内に仲直りすること」です。結婚するまでに五年間付き合っていたので、付き合っていた時から何度かぶつかることがありました。内容としては小さな出来事から起こることが多いので、感情的になるのではなくお互いに思うことを言い合うことでその日の内に解決してきました。そのおかげで長い年月一緒に過ごしてきましたが、今まで一度も別れることなく仲の良い関係のままでいれています。お互いに好き同士なのであれば、喧嘩が長引くのはお互いにとって不利ですし嫌な思いをずっとするのも辛いです。特に、付き合っているときは週に数回程度しか会わなくてそんなに影響がないかもしれませんが、結婚するとずっと一緒にいることになるのでお互いに早めに仲直りしたいと話し合いました。喧嘩をして長引けば長引くほど後に引けない状態になって後悔するかもしれないので、一生仲良く出来るように結婚する前にこのような約束を二人で決めました。

結婚前に約束しておきたいこと10
月に一度は2人でデートする

映画館デート

いつまでも仲のいい夫婦でいられるように「月に一度は2人でデートをする」と約束するのもいいでしょう。専業主婦であれば、夫のためにオシャレして外出することはとても良い刺激になります。子育て中や毎日の仕事と家事に疲れたときでも「綺麗だよ」という一言があれば、今日からまた頑張れます。ずっと仲良し夫婦でいたいあなたは、夫婦デートの効果を取り入れてみてはいかがでしょうか?

体験談

月一回のデート

ゆか(30代)のお話

結婚する前に一つだけ私からお願いした約束があります。それはいくつになっても、何年経っても、月に一回はデートナイトに行くという約束です。夫婦になってもいつまでもラブラブでいられるようにと思い、月一回のデートらしいデートを続けたかったのです。子供ができて父親と母親の関係だけになってしまう夫婦を何回も見てきたので、いつまでもデートをする関係でいられたらいいなと結婚前に感じました。結婚して約5年、彼は約束をきちんと守ってくれています。毎月一度、少しオシャレして流行りのスポットに行ったり、少し小洒落たレストランに行ったりしています。子供が生まれてからは、デートの時間も夜から昼に、時間もかなり短くなってしまいましたが、それでも月一回、夫婦だけの特別な時間があるのは夫婦円満を保つのにかなり大きな役割をしてくれていると思います。これから子供が巣立っても、老後も毎月一度のデートは続けていきたいです。

結婚前の約束が夫婦円満の秘訣になる

ご紹介した約束はほんの一例。二人にとって大切なこと、相手や自分の譲れないポイントを知るためにもお付き合いしているときや婚約中にたくさん会話をしておきましょう。彼と約束したことは、口約束にならないように書面に記しておくと、初心を忘れそうになったときに読み返すことができます。あえて「約束」や「ルール」と言わず、これだけはしない・これだけはすると自分の中で決めておく。これだけでも仲良く暮らす秘訣になるので試してみてください。結婚後もラブラブでいる秘訣も参考にして、夫婦円満に暮らす準備をしておきましょう。