恩着せがましい人のストレスを感じる特徴8つ
恩着せがましい人の特徴を知り、面倒な付き合いの対処法を身に着けるには言葉や態度、行動から相手の心理を読むことが大事。他人からの見返りを求めるタイプの人間は、最初は親切に感じますがお返しがないと逆恨みする性格の人もいるので注意が必要です。
恩着せがましい人の特徴8つ・スマートに切り抜ける対処法
恩着せがましい人は面倒くさいタイプの人間だとは思うものの、どうしても付き合うのが苦痛とまではならないと思われていますが、その時だけ調子を合わせておけばいいと軽く考えていては後で痛い目にあう可能性があり、注意が必要です。
実際に被害にあってみなければ分からないものですが、恩を着せられると本当は迷惑であったとしても感謝しなくてはならない雰囲気に包まれ本当は嫌でも「助かるわ」などという羽目になり自己嫌悪にさいなまれる人もいるでしょう。恩着せがましい行動が何度も重なると「ありがとう」というのも嫌になります。そんな煩わしい人と深くかかわる前に、恩着せがましい人の特徴や心理と対処法をチェックしてみてください。
恩着せがましい人の特徴1 自分の存在価値を主張する
- 自分の仕事を頼んでいないのに手伝ってくる
- 「1人じゃ大変だったよね?」と自分の存在価値を確認してくる
- 断っているのに家に送ろうとする
何かをしてあげる・買ってあげる・動いてあげることで、相手に自分を好きになってもらい、必要だと思わせたいという心理から、頼んでもいないことをして恩に着せる人がいます。これは自分に自信がなく、承認欲求が満たされていない人によくみられる傾向です。
中には「〇〇しておいてあげたから」「帰るつもりだったけど資料作っておいてあげたから」と、してあげたことをこちらに伝えてきて「ありがとう待ち」する人も。1度や2度なら気持ちよく「ありがとう、助かった!」と言えますが、何度も「〇〇してあげた」と言われると、頼んでもないのにうっとうしいと思うようになり、せっかく親切にしてくれているのに自分は心が狭いのでは?と勘違いする人も出てきます。
恩着せがましい人への対処法
いったんは感謝し、それが余計なことなら「今度からしなくて大丈夫」やんわりと伝えましょう。
恩着せがましい人の特徴2 優位に立ちたがる
人に何かをしてもらうと立場的に弱くなるのが人間の心理でしょう。自分のしたことを恩に着せる人はそれを利用して優位に立とうとする特徴があります。恩を着せることで、「ごめんね」「助かった」と相手が下手に出るのが気持ち良いのです。
恩着せがましい人への対処法
一定の距離を取り、立場を変えず毅然と接するといいでしょう。恩を着せられても必要以上に下手に出ないことを繰り返すうちに、おいしくない相手だと判断されると絡まれにくくなります。
恩着せがましい人の特徴3 相手をコントロールしようとする
営業先に菓子折りを持って行く。狙っている女性に高価なプレゼントをする。彼氏の身の回りの世話を焼く。これらは、相手に恩を売ることで相手の心理をコントロールしたい気持ちの現れです。何かをしてあげたという強みから自分の要求を飲ませたり、自分を必要だと思わせる心理が働いています。恩を着せられた側としてはなんとなく無下にはできない心理が働き、つい「何かお礼をしなければならない」と思う人もいます。頻繁に恩着せがましいことをされると徐々に心が疲れてしまう原因は恩返ししなければならないという強制的な気持ちによるものなのです。
恩着せがましい人の特徴4 見返りがないと怒る
恩着せがましい人は「こうしておけば感謝されるだろう」と計算して人と接しているので、見返りがないと「なぜ?」「どうして?」と怒りだします。ひどいケースになると周囲に文句を言って回る人もいるので非常に厄介です。恩を着せる人にとって、“してあげた”という心理と“返してもらって当然”という心理はセットで存在します。感謝されるのが当たり前なのにお返しをしてこない相手に対しては、裏切られたと勝手に感じて攻撃してくる可能性があります。
恩着せがましい人への対処法
どんなに悪評を流されてもしたくもないお返しはしない方が賢明です。周囲の人も、恩着せがましい人だと認識している場合が多いので毅然と対応するのがベストです。
恩着せがましい人の特徴5 人から恩を受けるのを嫌う
- 人から頂いたものに文句を言う
- 手伝ってもらったことに対して当然のように振る舞う
- 手伝おうとする人を迷惑そうに断る
恩着せがましい人は他人から受けた恩にも敏感で、感謝できる人なのかといえば真逆であることがほとんどです。他人から受けた親切に対しては「迷惑だった」「べつにしてほしくなかった」などと周囲に愚痴る人もいます。恩着せがましい人が誰かに恩を着せるときは、何かをしてもらおうという魂胆がうごめいているもの。自分がそのような考えだと他人も同じように裏があるのでは?と敏感に察知し、その手には乗るものか!とばかりに悪評を垂れ流すパターンも見受けられます。
自分が純粋な気持ちで周囲に尽くしていれば、誰かに同じことをされたら感謝するのが普通です。素直に感謝できないのは、やはり恩を着せる時に“何かしらの思惑”があるからではないでしょうか?
恩着せがましい人の特徴6 妙に記憶力が良い
恩着せがましい人にはマメな人が多く、人の誕生日などをよく記憶しています。これは少々意地悪な言い方をすると、恩を着せるタイミングを常に探しているから。上司の家族や、恋人の両親の誕生日までチェックしている人もいるほどです。その記憶力を気遣いに変えることができれば人徳になるのですが、使い方を間違ってしまっては台無しです。
恩着せがましい人の特徴7 嬉しくないプレゼントをしてくる
- ダイエット中の人にケーキを差し入れる
- 年配の人に趣味に合わない派手な小物を送る
- 忙しいと断っても、旅行や食事に連れて行ってあげると誘う
恩着せがましい人の特徴として相手の好みや状況を考えず自己満足なプレゼントをする人が多いです。恩着せがましい人には、相手の気持ちが満たされることをしてあげたいというおもてなしの心は備わっておらず、何かをしてあげたという名目だけが必要なので、一般的に喜ばれる贈り物を知っていますが、それが相手の趣味や好みに合うものか配慮する気持ちがないのです。
恩着せがましい人の特徴8 相手の顔色を伺うことができない
- 困っているのに「遠慮しないで」と言う
- 苦笑いをしているのに「喜んでくれると嬉しい!」とニッコリ
- 「しなくて良かった」と伝えてもドヤ感満載で接してくる
相手が迷惑と感じるほど恩着せがましい人は、他人の顔色が理解できないという特徴があります。困っている・迷惑そう・苦笑いをしているといった、相手の顔色が全くと言っていいほど伝わらないのです。度重なる恩の安売りにどんなに迷惑そうに対処していても懲りずに何度も同じことを繰り返してきます。
本人に悪気がない場合もありますが、やはり相手の表情を見てコミュニケーションを取ることは人付き合いに欠かせないもの。実際は迷惑なのに自分の都合の良いように解釈し、「私がしてやった」と言われるとストレスはたまる一方です。
恩着せがましい人が判断できるチェックシート
何となく恩着せがましい人だなと感じることがあっても、1度や2度であれば「悪気はないのだろう…」と思ってしまいがち。しかし、恩着せがましい人であることを知らずにズルズルと付き合っていると「こんなにしてあげたのに離れていくの?」「そんな薄情な人とは思わなかった」などとあたかもこちらが悪いかのように仕立て上げられるケースもあります。そこで恩着せがましい人かどうかを速やかに見分けることができるようチェックリストにまとめました。相手が面倒な人だとわかったら、一刻も早く距離をとるなどして対処しましょう。
恩着せがましい人を見分けるチェックシート
- 苦笑いや困り顔に気付くことができない
- 相手が喜ばない自己満足なプレゼントをしている
- 妙に記憶力がよく恩に着せるタイミングを計っている
- 親切な人に敵対心を燃やしている
- 見返りがないと不機嫌になる
- 余計なお世話と感じることをする
- とにかく人に褒められたい
- 「おもてなしの心」ではなく「損得勘定」で行動している
- 人を支配し、意のままに動かしたい
- 自分に自信がなく、存在を認めてほしい様子
恩着せがましい人は一定の距離感を持って付き合おう!
恩着せがましい人とは一定の距離を保って接することをおすすめします。恩を着せるためにモノをくれたり親切にされることもあるでしょうが、おいしいところだけいただこうとすると悪評を立てられるなど被害にあう人も。度重なる恩着せ行動に嫌気がさしてきたころには、かなりのストレスが蓄積されている場合もあるので、恩着せがましい雰囲気がしたら無理に仲良く付き合おうとせず、静かにフェイドアウトしていくことも大切です。迷惑な人との付き合い方やストレス対策が知りたい方はしなやかな女の特徴を参考にすると様々な厄介ごとに柔軟に対処できる一本筋の通ったいい女に変身していけます。自分を守るためにも積極的に身に着けていきましょう。