髪がまとまらない原因は乾かし方:するんとまとまる正しいドライヤー手順とNG習慣チェック

縮毛矯正に行く前に、まずは乾かし方から。生乾きがうねりとにおいを招く理由、8割乾きで止めない完全乾燥のコツ、つけすぎないトリートメント術を具体的に解説。まとまらない髪に悩む人のための実践ガイドです。

髪がまとまらない原因は、乾かし方にあります

ちゃんとブローしたのにボサボサ、朝起きると毛先がうねる。そんなお悩みの多くは、髪質そのものより乾かし方で解決できます。まとまる髪は、毎日のドライヤーの手順で決まるからです。

ポイントは、濡れた髪の性質を知ること。髪の表面をうろこ状に覆うキューティクルは、濡れると開いて摩擦に弱くなり、熱で開いて冷えると引き締まります。この性質に沿って乾かせば、サロン帰りのようなまとまりに近づきます。まずは、あなたのドライヤー習慣にNGが隠れていないかチェックしてみましょう。

髪まとまらないNG習慣チェック
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面倒で自然乾燥に頼ることがある 濡れた髪をいきなり頭頂部からとかす ドライヤーを下から当てがち 8割ほど乾いたら途中でやめる 熱風を同じ場所に当て続ける 結果を見る

当てはまる項目が多いほど、髪がまとまらない原因を自分で作っている状態です。ここからは、その一つひとつを解消する正しい手順を順番に見ていきましょう。

1 シャンプー後はこすらずタオルドライで水気をオフ

濡れた髪はキューティクルが開き、摩擦にもっとも弱い状態です。ここでゴシゴシこすると、それだけで表面が傷んでパサつきの原因になります。洗髪後はいきなりドライヤーを当てず、まずタオルで水気を吸い取るところから始めましょう。

大きめのタオルで髪を挟み、引っ張らずにトントンと叩くように水分を移し取るのがコツです。頭皮はタオルを指の腹で軽く動かして乾かし、毛先はタオルで包んで押さえます。「早く乾かしたいから」とタオルで髪を巻き取ってねじるのは、絡まって切れ毛を招くので避けてください。ここで水気をしっかりオフしておくと、このあとのドライヤー時間が短くなり、熱に当たる時間も減って一石二鳥です。

タオルで髪を乾かす女性

キレイな髪になるポイント

大きめのタオルで髪を挟むようにし、引っ張らずにトントン叩きながら水気を取るのがポイントです。ロングの人は毛先をタオルで包み、数十秒はさんでおくと効率よく水分が抜けます。

2 乾かす前に洗い流さないトリートメントで熱から守る

意外と見落とされがちですが、洗い流さないトリートメントはドライヤーの前に使うのが基本です。ヘアケアメーカーのミルボンも、ドライヤーの熱や摩擦から髪を守るために乾かす前の使用をすすめています。何もつけずに乾かすと髪内部の水分が急に奪われてパサつきやすく、濡れて繊細な髪が絡むとキューティクルがめくれてしまうためです。

タオルドライのあと、ミルクやオイルを少量手のひらに広げ、傷みやすい毛先から中間へなじませます。根元や頭皮にはつけないのがベタつき回避の鉄則。つけたあと粗めのくしでとかすと、全体に均一に行き渡ります。ミストタイプは油分が少なく軽い仕上がり、オイルタイプはしっとり重めと覚えておくと、髪質で選び分けられます。「乾かす前につけると効果が飛ぶのでは」と心配する人もいますが、熱から守る役割はむしろ乾かす前が本領です。

3 粗めのくしで毛先から順にとかす

ドライヤーを当てる前に、目の粗いくしで髪全体を軽くとかしておくと、風が内側まで入って手早く乾きます。ただし濡れた髪はからみやすくデリケート。いきなり頭頂部からくしを通すのはNGです。無理に引くとキューティクルが剥がれ、切れ毛の原因になります。

正しくは、まず毛先を少しずつほぐし、次に中間、最後に根元からと、下から上へさかのぼる順でとかします。絡まりがひどいときは、洗い流さないトリートメントをなじませてからのほうがスルッと通ります。ブラシは目の細かいものより、まずは目の粗いコームを選ぶと引っかかりにくく安心です。

いきなりてっぺんに櫛を入れると髪がまとまらない例

キレイな髪になるポイント

濡れた髪はとてもデリケートで、からみやすくなっています。毛先から少しずつ、絡まりをほどいてから根元に向かってとかすのがポイントです。

4 根元から乾かし、温風と冷風を使い分ける

タオルドライのあとは時間をおかず、まず根元から乾かします。根元が濡れたままだと全体が乾かず、生乾きとうねりのもとになるからです。手ぐしで髪を持ち上げ、頭皮に風を送り込むイメージで、ドライヤーは小刻みに振って熱を一点に集中させないようにします。乾く順番は根元、中間、毛先。毛先は乾きやすいので最後で十分です。

8割ほど乾いたら風量を弱め、ブラシを使ってブローすると表面が整います。そして仕上げに冷風を当てるのが、まとまりと艶の決め手。キューティクルは熱で開き、冷えると引き締まる性質があるため、最後に冷風を通すと表面が閉じて光を反射しやすくなります。自然乾燥で済ませると、乾く過程で髪がうねって膨らみやすいので、面倒でもドライヤーで乾かしきりましょう。

温風と冷風を使い分けするポイント

根元から全体を乾かす温風
8割乾いたらブラシでブロー弱めの温風
ブローの最後冷風

根元と全体は温風でしっかり乾かし、ブローは弱めの温風で形を作り、最後に冷風でキュッと引き締める。この流れを覚えると、まとまりやすい髪に仕上がります。

上手にドライヤーを使う女性

5 ドライヤーは上から下へ当てて表面を整える

髪を乾かすときは、風を当てる方向も大切です。まとまらないと悩む人は、上から下へ向けて風を当てると、キューティクルの向きに沿って表面が整い、髪がストンとおりてまとまりやすくなるとされます。下から当てると内側に空気が入って膨らむため、ボリュームを抑えたい人ほど上から意識しましょう。

ドライヤーを上から髪にあてる女性

キレイな髪になるポイント

下からドライヤーを当てると髪の内側に空気が入りふくらみます。サイドの髪を乾かすときも、外側から内側へ、上から下へ風を通すとボリュームが抑えられます。

6 手で確かめながら根元まで完全に乾かす

まとまらない髪の最大の原因が、この生乾きです。表面が乾いても内側や根元が湿ったままだと、残った水分で髪が膨らみ、翌朝のうねりを招きます。さらに、濡れた頭皮を長時間放置すると雑菌が繁殖しやすく、頭皮のにおいの原因にもなりがちです。夜きちんと乾かすことは、翌日の扱いやすさと清潔感の両方に効いてきます。

乾き具合は、手で髪を揺らして根元に指を入れ、ひんやり湿った感じが残っていないかで確認します。とくに耳の後ろ、襟足、後頭部は乾かし忘れやすい要注意ゾーン。ここに冷たさを感じたら、まだ乾いていないサインです。近距離で人と接する場面を思い浮かべれば、生乾きのにおいやうねりは避けたいもの。面倒でも根元まで乾かしきる習慣が、いちばんの近道です。

手で確認しながら髪を乾かす女性

キレイな髪になるポイント

手で髪を揺らし、根元・襟足・耳の後ろに湿り気が残っていないかを確認しながら乾かすと、素直にまとまる髪に近づきます。

髪質・状況別に乾かし方を微調整する

同じ手順でも、髪質と場面で少し変えると仕上がりが安定します。ここは多くのハウツー記事が触れない部分なので、自分に当てはめてみてください。

くせ毛やうねりが気になる人は、根元を乾かすときに毛流れと逆方向へ軽く引っぱりながら乾かし、8割で軽く引っぱりつつ冷風で固定するとうねりが伸びやすくなります。反対に、細くてぺたんとしがちな軟毛の人は、根元を立ち上げるように下から一度乾かしてから、仕上げだけ上から冷風を当てるとふんわり感を残せます。毛量が多い人は、乾かす前にブロッキング(髪をいくつかに分けて留める)しておくと、内側の乾かし残しを防げます。

デート前夜は夜のうちに根元まで完全に乾かし、当日の朝は寝ぐせのついた部分だけ根元を水で湿らせてから乾かし直すと、短時間でリセットできます。「朝は時間がないから寝ぐせ直しウォーターだけ」で済ませると、内側が湿ってまた広がりやすいので、根元まで一度乾かすのがつまずき回避のコツです。

仕上げに洗い流さないトリートメントを少量足す

乾かす前につけたトリートメントに加えて、乾かしたあとの仕上げにごく少量を足すと、毛先までしっとりまとまり、艶も出ます。ただしつけすぎるとベタついて逆に重くまとまらなくなるので、量は慎重に。

目安は、乾かす前より少なめの1〜2滴程度。手のひらから指の間までしっかり広げ、手に残ったぶんを毛先中心になじませます。前髪や顔まわりは油分が目立ちやすいので、手に余った最後のわずかな量を軽く触れる程度で十分です。「なんだか重い」と感じたら、翌日は仕上げ分を省いて乾かす前だけにするなど、髪の状態を見て調整してください。

キレイな髪になるポイント

洗い流さないトリートメントは少量を手のひらに出し、指の間までしっかり広げてから毛先を中心につけるとベタつきません。根元にはつけないのが鉄則です。

髪の乾かし方でよくある疑問

手順を実践するときに迷いやすいポイントをまとめました。

ドライヤーと髪はどのくらい離すべきですか?

目安は15〜20cmほどです。近づけすぎると熱が一点に集中して傷みの原因になります。同じ場所に当て続けず、ドライヤーを小刻みに左右へ振りながら、面で乾かすイメージを持つと熱ダメージを抑えられます。手で風の熱さを確かめ、熱いと感じたら少し離してください。

忙しい朝、短時間で乾かすコツはありますか?

夜にしっかり乾かしておくのが前提ですが、朝は寝ぐせのついた根元だけ水で湿らせ、根元から温風、仕上げに冷風の順で整えると短時間でまとまります。表面だけ濡らして直すと内側が湿って再び広がるので、直したい部分は根元から湿らせるのがポイントです。

自然乾燥はやはりよくないのでしょうか?

髪が濡れている時間が長いほどキューティクルが開いたままになり、うねりや広がり、頭皮のにおいにつながりやすくなります。時間を置かずドライヤーで乾かすほうが、まとまりの面でも清潔感の面でも有利です。

縮毛矯正やストレートパーマをかけないとまとまりませんか?

強いくせでない限り、乾かし方を整えるだけでまとまりが大きく変わることは少なくありません。まずは根元から乾かす順番と、上から下への風、最後の冷風を1〜2週間試してみて、それでも扱いにくい場合にサロンでの施術を検討する順番がおすすめです。

するんとまとまる髪は、毎日の乾かし方の積み重ねから

髪がまとまらないと悩んでいても、乾かす前のケア、根元からの乾燥、上から下への風、最後の冷風という手順を押さえれば、扱いやすい髪に近づけます。わざわざサロンでストレートパーマをかけなくても、今夜のドライヤーから変えられることはたくさんあります。まずはNG習慣を一つ減らすところから始めてみてください。

また、髪だけではなく指先まで美しく整えたい人は、ネイルケアの正しいやり方で指先まで綺麗に特集もチェックしておいてくださいね。