一目惚れのメカニズムから探る恋の行方
一目惚れのメカニズムを紹介します!経験があるという人もいれば、全然ないという人もいるでしょうし、一目惚れってどういう状態?という人もいるでしょう。ちょっと謎の多い「一目惚れ」ですが、メカニズムと恋の行方について解説していきます。
人はなぜ恋に落ちるの?
まず、人が恋に落ちるには「恋愛ホルモン」の分泌が関係していると言われています。
この恋愛ホルモンは、専門的には「PEA (フェニール・エチル・アミン)」というホルモンで、高揚や覚醒といった精神作用を及ぼす「脳内麻薬」と言われています。
恋に落ちるとこの「PEA」が大量に分泌され、ドキドキや高揚感が生まれます。
脳はこれを快感と捉えるので、もっと「PEA」を分泌させたいと思い、好きな人の事を考えたり、近づいたりしたくなるのです。
一瞬会っただけでも「PEA」が分泌される?
一目惚れのメカニズムにもこの「PEA」が関係している場合があります。
人間は誰しも自分の「理想」を持っています。それは顔立ちだったりスタイルだったり、または相手の声だったり様々でしょう。
その中で、自分の「これだ!」と思うポイントを持つ異性に会った瞬間、その運命的な一致に興奮して「PEA」が分泌される事があります。
こうして脳は「この人といるとPEAが分泌される」と認識し、その相手と初対面にもかかわらず、恋に落ちた状態になってしまうという事です。
好みじゃない人に一目惚れする場合も
全然自分の好みじゃないのに、会った瞬間ビビっと来た!
こういった経験をされる人も多くいます。この場合「PEA」は作用していないと思われます。ではなぜ、好みじゃない人に一目惚れをする場合があるのでしょうか。
この一目惚れのメカニズムは男女によって大きく異なります。
男性は本能的に、女性の身体的特徴や容姿や外見から好みを判断すると言われています。
ですので、男性の一目惚れはまさに「好みの人」に適用される場合が多いと言えます。
一方女性は「嗅覚」で、男性の遺伝子情報を読み取る能力があると言われています。
たまに何かのセリフなどで「同じ匂いを感じた…」といった主旨の言葉を目にしますが、これはあながち嘘ではないのです。更に、この匂いを嗅ぎとるという能力は、女性に備えられた本能であると言えるのです。
女性は遺伝子レベルで男性を判断する事ができるので、自分が思う理想や好みから離れた人に一目惚れをする場合も多々あるのです。
嗅覚で起こる一目惚れとは
女性が男性と対峙したとき、見えない男性ホルモン、フェロモンを即座に嗅ぎ分けます。
そして自分の遺伝子とは違う遺伝子を持つ男性に心が惹かれると言われています。
これは昔からの動物の本能で、自分と違う遺伝子を持っている人を選ぶことで、より強い免疫力や環境適応能力等を得ることができ、子孫繁栄に役立つとされていた為です。
人間も動物としての、この子孫に対する強い思いが本能的に残っているのでしょう。
遺伝子が反応した瞬間の衝撃が、一目惚れで感じる「ビビッと来た」に当てはまるのかもしれません。
また、目に見えないホルモン、遺伝子レベルで感じる匂いと言われていますが、女性は運命を感じた男性の匂いを「いい匂い」として捉えることもあるそうです。
初対面で隣に座った人の匂いを好みと感じた場合(香水や整髪料、シャンプーなどの匂いではありません)、遺伝子が「この人だ」と告げているのかもしれませんね。
一目惚れは誰にでも起きる
一目惚れが起こるメカニズムは、今回ご紹介したように、体に分泌される「恋愛ホルモン(PEA)」と「遺伝子の反応」によって起こると、考えられています。
しかしまだ恋愛心理学、そして人の細胞研究などによっても謎な部分が多いとされているのも事実です。
しかし、今わかっている事だけを見てみても、一目惚れは人間誰にでも起こりえる事だと言えるでしょう。
で、一目惚れで始まった恋の行方は?
結局のところ一目惚れの恋が長続きするかどうか、科学的にはさっぱりわかりませんが、一目ぼれしたのには本能的に相手から感じとった何らかの理由があるようです。
今まで一目惚れしたことがない。一目惚れなんて信じないと思っている方。この先少しでも反応する出会いがあった場合には、人間の未知なる細胞が反応しているという考えを持ってその人と接していくのも、また幻想的で面白いのではないでしょうか。
また、好きな人へのアプローチ方法特集もチェックして、大好きな彼へ気持ちを伝える方法を確かめておいてくださいね。