別れの歌ランキング心のベスト5・卒業&懐かしソング

別れの歌は恋愛で失恋した場合や、卒業などで友達と別れるシーンでも弱った心をなぐさめ背中を押してくれる存在。今回は音楽ツウのライターによる別れの歌ランキングや卒業ソング、ちょっぴり懐かしいお別れのうたなど全15曲をご紹介します!

さようならが辛いなら別れの歌で泣いてもいいよ

人生の中で必ず訪れる別れのとき。なかでも恋人同士の別れは理由も気持ちも本人たちにしかなかなか分からないものです。ツライ別れの後は友だちに話すよりも、共感できる曲を聴きながら涙を流す方が癒されることもあるのではないでしょうか?今回は別れのシーンを歌った泣ける曲を紹介します。

号泣必至の別れの歌ランキング

どうせなら、思いっきり泣いた方が気分もスッキリします。二人の楽しかった日々や、ケンカしたことを思い出しながら聴いてみてください。

「あのときこうしておけば…」失恋に後悔はつきものですが、あまりそこばかり考えないようにしましょうね。ではまず始めに(音楽通の著者の独断による)別れの歌ランキングを1位から5位までご紹介していきましょう!

1位 ソナーポケット「戻らないラブストーリー。」

この曲は、号泣ソングとしても有名です。あのときの言葉を「ウソだったの?」と責めたい気持ち、よく分かりますよね。別れる前にはただうれしかった言葉なのに、別れるとその言葉ばかり思い出して、悲しくなります。楽しい思い出だけが、頭の中をグルグル回りますよね。

2位 Love「ただ一つの願いさえ」

「やっぱり好き」って、なぜ言えなかったのだろう…言っていればもしかして違う結果が待っていたかも…このような考えは、どうしても頭をよぎってしまうものです。もう一度だけあの日に戻りたいと思う、たった一つの願いさえ叶わないものなのです。

3位 阿部真央「側にいて」

彼の顔やクセ、忘れることはありませんよね。ずっと好きなままでいればもしかして…と、もう戻れないのは分かっているのに、あの頃に戻れる日を待っている自分がいるのです。そんな分からず屋な自分の心…本当に泣けてきますね。終わった恋だということは、とっくに分かっているんです。

4位 ShaNa「ひとりさみしく」

別れが決まっているのに、彼には戻らなければいけない場所があるのに、別れを言い出せない…。まだ、もう少しこのままでいたいだけなんですよね。本当の気持ちを言って彼を困らせたくないと思う女性の気持ちが切ないです。

5位 コブクロ「Twilight」

つき合いが長ければ長いほど思い出が風景の中にも部屋の中にも、肌の感触にも残ってしまうものです。1人でいるときは、そのイメージがどんどん飛び込んできて、ますます彼のことばかり考えてしまいますよね。こんなとき彼が一緒だったら…なんて、すぐに考えてしまうのですね。

別れの歌を聴くポイント

落ち込んだ気分を引きずらないこと

昭和の香りが残る別れの歌5曲

恋愛する女性の気持ちは、昔も今も変わらないままです。昭和から平成にかけ流行した曲の中にも、別れの名曲がたくさんあるのです。これからそんな30年近く昔の曲をご紹介しましょう。聴いたことのない曲があれば、是非聴いてみてください。これらの歌ももちろん号泣必至ですから。

その1 浜田省吾「もうひとつの土曜日」

1985年にリリース。シングルレコードのB面として発表されたこの曲は、ハマショウの代表曲となりました。この曲の主人公は、恋人と別れた彼女の支えになっていた男性。まだ彼を忘れられない彼女に、週末を一緒に過ごそうと提案する男性にも悲しみの影が見えるのです。

その2 PRINCESS PRINCESS「M」

平成になったばかりの1989年に発売されたプリプリの7枚目のシングル。この曲もB面に収録された曲でした。新しい彼女ができた彼の背中をつい思い出してしまう女性の切ない気持ちを歌った曲です。ずっと一緒にいたかった、こんな日が来ると思わなかった…。そんな思いなんて知る由もなく、別れは突然やってくるんですね。

その3 久保田利伸「Missing」

国内外のアーティストにカバーされているこの曲は、1986年リリースのアルバムに入っていた1曲でした。好きになった人は、自分だけの人ではなかった…お互いの想いは同じなのに別れなければならない運命。そんな悲しい別れの歌に涙が止まりません。

その4 DREAMS COME TRUE「忘れないで」

この曲は、ちょうど10枚目のシングルとして1991年に発売されました。別れてからも毎年会いに行って、辛そうな自分を見せつけてやりたい気持ち。誰でも本音はそうなのかもしれませんね。

憎んでもいいから忘れないで」というワードが、当時女性の間で流行しました。好きな人から「幸せになって」と言われることがなにより一番ツライのです。

その5 中西保志「最後の雨」

ジャンルを問わず、たくさんのアーティストにカバーされた「最後の雨」。1992年に発売され、6年をかけて90万枚のセールスを打ち出した曲です。メロディーも歌詞も泣ける名曲。忘れるぐらいなら本気で愛さないという強い気持ちにも、別れの日がやってくるのです。

別れの歌を聴くポイント

悲しい気分を洗い流す気持ちで聴くこと

泣ける別れの歌5曲・卒業編

別れは、恋人だけに訪れるものではありません。卒業も大切な友だちと離れてしまう別れのシーンのひとつですよね。次は卒業をテーマにした曲を集めました。大人になると、卒業とは縁遠くなりますが、あのときの気持ちを思い出して聴いてみてください。

その1 斉藤由貴「卒業」

30年前に発表された斉藤由貴のデビュー曲「卒業」は、今なお卒業の定番ソングとなっています。卒業後の進路で、想いを寄せる彼と離ればなれになることが決定…「必ず電話する」という彼の言葉を、できない約束と言える彼女がいじらしいのです。

その2 GReeeeN「卒業の唄〜アリガトウは何度も言わせて」

アリガトウやサヨウナラの言葉が、心に響く卒業の曲。とても悲しいハズなのに、楽しいことが待っている未来だけを見て歩こうと、弱った背中を押してくれます。これは卒業だけに限らず、迷ったときの指針にもなる名曲です。アナタにとって、また逢いたい人は誰ですか?

その3 aiko「卒業式」

友だちへの別れにも、彼との別れにもこの曲はよく似合います。別れの悲しい心境と、爽やかな気持ちがちょうど心地よいところで合わさっています。二人が出会った場所で、お互いの涙が止まらない光景にグッとくるでしょう。

その4 ハジ→「卒業サヨナラ。」

とても前向きな別れの歌なのですが、それが逆に切ない気持ちにさせられてしまいます。もっと輝いている姿で再会するために、今は笑顔で別れようと決め、新しい未来に向かって立ち向かっていこうと誓い合う姿に涙が溢れます。

その5 松任谷由実「卒業写真」

言わずもがなの定番の卒業ソング。まだ荒井由実時代の1975年に、ハイ・ファイ・セットのデビュー曲として提供した曲です。同年リリースした本人のアルバムにも収録されました。自分は変わってしまったけれど、あなたは当時のまま変わらずに私の青春でいて欲しいと歌っています。

体験談

卒業写真/松任谷由美

SKT(56歳)のお話

この曲を聴くと高校の卒業式を思い出します。高校三年間は部活に入っていました。厳しい練習が続き、休みも殆どなく過ごしました。一瞬に過ごした仲間がは、今でも大切な友情なのです。試合に負けて一緒に泣きました。最期の大会では県大会出場の決勝戦まで進み、皆んなで喜びました。全てが良き思い出です。卒業後、大変残念なことが起きました。一瞬のがんばった仲間だった一人が脳梗塞で亡くなったのです。今でも、卒業写真を聴くと高校時の楽しかった事、悲しい事、辛かった事を思い出します。

別れの歌を聴くポイント

卒業ソングからは前向きな気持ちをもらうこと

思い出の別れの歌

昭和のヒット曲

1978年、その後人気の音楽番組となった「ベストテン」が始まった年に、オフコースの「さよなら」がアルバムに収められました。昭和から平成へと時代を超越したような名曲がたくさん生まれた時代です。そんな曲の思い出をご紹介します。

体験談

さよなら/オフコース

mee(55歳)のお話

オフコースの「さよなら」は私が学生時代にリリースされた歌です。ちょうどその頃に辛い失恋を経験して、暗い下宿の部屋で泣きながら聞いた覚えがあります。その頃も今も、泣くという事と、とことんまで落ち込むという事が私にとっては立ち直るのに一番の近道なのですが、今よりも感性の豊かだった頃の歌はとっぷりと悲しみにつかるのに最適だと思っています。この曲にはそれからもずっとお世話になりました。大事な人の死とか、負けてしまいそうな程の強い悲しみにはむかないかもしれませんが、失恋などの時は悲しい曲にとっぷり遣って大泣きするのがおススメです。

今井美樹、1986年のファーストアルバム「femme」に収録されたこの曲に思いをはせる女性もいます。

体験談

オレンジの河 / 今井美樹

まる(40代前半.)のお話

大好きだった人にフラれた後に何度も聞いた曲です。カラオケで毎回歌う曲でした。ドライブ中の車でもいつも聞いておりました。楽しい思い出がいっぱい詰まった曲ですが,別れの曲です。別れた後に聴くと,歌詞が心にささります。これまでの思い出のひとつひとつが浮かんできます。とても切ない気持ちになり涙が出ます。しかし,何度も何度も聞いていると,そのうちに気持ちの整理が付き,不思議と落ち着きを取り戻すことができます。別れたあとは必ずこの曲を聞き,とことん落ち込み気持ちの整理を付けます。

平成のヒット曲

2004年、オリコンで30位だったハナミズキも、その後、名曲としていろいろな場面で歌われる曲となりました。

体験談

ハナミズキ/一青窈

なつき(30歳)のお話

学生時代の恋人との別れの曲です。この曲を聴くたびに今でも思い出します。彼のメール設定温を付き合う前からハナミズキにしていて(付き合う前、彼には彼女がいたので、私以外の人と幸せになってという歌にしていました)彼と付き合うことになり、別れてからはさらに、この曲を聴くだけで涙する日々が続きました。今では学生時代の良い思い出ですが、曲は心に残りますね。聴くたびに彼のこと、彼と過ごしていた時間を思い出します。辛い別れも、いつか必ず良い思い出になりますね。

ダウンロードシングルの記録でギネスにも登録された「そばにいるね/青山テルマ」の曲は、当時街行く女子のイヤホンで無数に鳴っていました。その数だけ思いでもあるようですね。

体験談

そばにいるね/青山テルマ

やまだ(20代)のお話

当時の恋人と遠距離恋愛していた時に、この歌がヒットしていて色々な場所でよく耳にしていました。その後、彼と別れてしまった時に、そういえばこの歌と状況が似ていたなぁと思ってしんみりと聞き返していました。しっかりと聞いてみると本当に切ない歌だと思いました。距離が離れることで心も離れてしまうなんて・・・。しかし、今となってはあんな男と別れてよかったなと思います。フラレてしまって落ち込んでる方、きっとフッてくれてありがとう!!と思うときが来ますよ。

今は解散して、伝説化してしまったロックバンドのGOGO!7188の異色のメローな曲は今でもファンの心に残っています。

体験談

こいのうた / GOGO!7188

an(36歳)のお話

彼氏と別れると絶対に聞いてしまいます。きっかけは20台半ば。すごく好きな人ができて、何度かデートはしたものの、「元カノが忘れられない」ということで振られてしまいました。その頃友達がカラオケで歌ってくれたのがこの曲です。「何を考え誰を愛し、誰のために傷つくの」っていう歌詞を聴いた時、「ああ、この人は私のために傷ついたりすることはないんだな」って思ったら急に泣けてきて。それ以降、誰かと別れるとこの曲を聞いてしまいます。本当は聞くと悲しくなるんですけど、「もうこの人は私のために傷ついてくれないんだ」って思うと逆にくよくよしなくてすむ、私の切り替えスイッチのような曲です。

第54回日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞した「花火/二代目J Soul Brothers」は、男女問わず多くの人の思い出に登場してきます。

体験談

花火/二代目J Soul Brothers

JUNJUN(40代前半)のお話

この曲は私の掛け替えのない人がとても好きで、よく聞きながら口遊んでいた曲なんです。今でもその時の笑顔が浮かび涙が出てしまいます。とても会いたくて、でも会えないくてどうしようもないくらい辛い時にはこの曲を聴いて思いっ切り泣いています。未だに気持ちの整理がつかないまま時間だけが経って行くはがゆさ。でも、この気持ちは絶対に無くならないし、絶対に忘れない!と心に誓っています。辛く悲しい時でもこの曲を聴いて、一歩でも前進出来るように努力してます。

インストルメンタル

二胡の切ない楽音に深い思いをもつ人も多いようです。ウェイウェイウー2014年にリリースされたSAKURA/17も、そんな曲の一つです。

体験談

SAKURA/17

musicno(40歳)のお話

別れの記憶を辿ると頭の中で鳴る曲。 二胡奏者のウェイウェイウーさんのSAKURA/17という曲です。 二胡という優しい音色の楽器で演奏されるこの曲はどこか切なく、静かでこみ上げる気持ちがぴったりな曲です。歌詞は無く、その分音色に耳を傾けて浸ってしまいます。 とても慕っていた身近な人が突然亡くなり、ずっと傍らにいたネコのジュンまでもが亡くなってしまった時。孤独の中でいつまでも引きずる思いがずーっとありました。それまでの楽しい時間から突然悲しみに落ち、辛く長かったです。そんな時に一瞬の限られた時間だけ訪れる春の桜の開花。その花の色に癒されました。この曲も寂しい気持ちに向き合ったら勇気を出してまた歩き出したくなるような曲です。 さらに奏者のウェイウェイさんも女性の憧れる、美しく品があって力強さと優しさを持ち合わせた人です。そんな女性に勇気付けられる人はとても多いのではないかと思います。

別れの歌を聴いて次へのスタートへ

大切な人との別れは悲しいものです。でも、いつまでも落ち込んでいては次の幸せがやってきてくれません。それでもあなたが辛い失恋をしてしまってどうにも立ち直れないのなら、失恋から立ち直る!彼との別れが最強の恋の始まりになる特集を合わせて読んでみると気持ちに整理がつけられるかもしれません。

別れの歌を聴いて涙が枯れるほど泣いた後には、前に向かって一歩踏み出しましょうね。きっとステキな女性に変身しているハズですから。