フットインザドアを恋愛に活用する7つの方法
フットインザドアという営業手法は、最初に小さな要求を通すことで、断れない状況を作るという心理学。この方法は、セールスだけでなく恋愛でも充分役に立つテクニックです。ただし、使い方を間違っては大変!成功率を上げる正しい使い方の手順を紹介します。
フットインザドアで彼に願いを叶えてもらう恋愛テクニック
人からお願いをされると断れないタイプの人もいますが、無理な要求にはなるべく応えたくないと思うのが人のサガというもの。でも、本当は嫌なのにうっかり応じてしまうことだってあるものですよね。思わずYESと言わせる確率を上げるフットインザドアと呼ばれる心理学。このテクニックを使った作戦は恋愛にも応用可能。フットインザドアのテクニックを活かした恋愛テクニックの正しい使い方をご紹介しましょう!
フットインザドアはセールスマンの営業テクニック
フットインザドアとは、断りにくい状況を作る心理テクニック。セールスマンが営業に回っている家で、「ドアに足を挟むことができれば商品が売れたようなものだ」ということからフットインザドアという言葉生まれました。恋愛と営業は違うと思うかもしれませんが、人の心をつかむことが勝ちに繫がるのは、どちらにも言えることですよね。
例えば、洋服屋さんで試着を勧められることがあります。あれは、この心理作戦を利用した営業手法です。試着した場合としなかった場合では、試着後の方が圧倒的に断りにくいはず。この手法を恋愛に利用することに、まだピンときていないアナタは、もしかするとフットインザドアで落としやすいタイプ人かもしれませんよ?
フットインザドアで彼との距離を縮める正しい手順7つ
簡単なお願いごとを聞き入れてくれた相手に初めのお願いよりもちょっと高いランクのお願いをして徐々に相手の許容範囲を広くしていこうというのがフットインザドアの考え方です。手順を間違えなければ気になる彼とのデートも夢ではありません。そんなフットインザドアのテクニックを最大限に活かす順番を抑えておきましょう。
手順その1 頼って甘える
男性に頼って甘えている女性は、同姓からあまり良い目で見られませんよね。でも、頼られている側の男性には全く別の感情が湧いているのです。「俺のことを頼ってくれるかわいい女性」だと、とてもうれしくて誇らしい気分になり「俺が何とかしてあげなければ」と考えるようになります。男性を頼るときには、いつもより少し高めの声を出してみましょう。いわゆる「猫なで声」というヤツです。このように、後々に出てくる大きま要求を通すためにもまず男性の気分をアゲておくことが重要なのです。
手順その2 教えてもらう
本当は分かっていることでも、気になる男性には教えてもらいましょう。とくに恋愛においては何でも自分で解決できる女性より、パソコンや機械の操作が少し苦手なぐらいが、男性には好印象です。
教えるという立場は、男性のプライドをくすぐり心地よさを与えます。「俺の方が偉い」と勝手に喜んでくれるのです。男性をこのような得意気な気持ちにさせるのも大切なこと。先に挙げた猫なで声で女性に甘えられたり頼られたりすると、男性は自信を持つようになります。あなたが尋ねるとなんでも答えるようになったということは、すでにアナタの要求を叶え始めているということです。
手順その3 小さなものを借りる
好きな彼に小さなものを借りてみましょう。例えば、職場が同じならボールペンや会議資料。友人関係なら本、CD、DVDなどがいいでしょう。特に本やCDなど、彼の趣味のものを借りることは、イコール「あなたのことが知りたいの!」という好意の意思表示に違いありません。そのうえ趣味に理解を示している女性はフットインザドアでなくとも好感度が高いので、返すときも女性らしく手書きで一言「ありがとう」と書いたカードでも添えてあげると男性のテンションは一気にUPするでしょう。
すでに教えを請われて、それに応えている彼は決してこの要求を断ることはありません。小さなアナタのリクエストが、今までのテクニックの積み重ねにより、いつしか特別なことではなく当たり前のことになっているのです。
親しき仲にも礼儀あり!
貸し借りと言っても、お金はやめたほうが良いでしょう。恋人同士でもお金の貸し借りを否定的にとらえる男性が圧倒的に多いもの。友達同士でこれをやってしまうとせっかく今まで積み上げてきた信頼関係が崩れかねませんのでご注意を!
手順その4 二者択一の質問をする
もちろんフットインザドアを恋愛で利用する目的は、教えてもらったり小さなものを借りることではありません。気になる男性との距離を縮めて、最終的にはカップル成立が目標です。そのためにも手順を飛ばさずに、しっかりと彼の気持ちを引き込んでおくことが大切ですよ!
では次に彼に二者択一の質問を投げかけてみましょう。「犬と猫どちらが好き?」というような、どちらかを選ばないといけない質問をするのです。ここで重要なポイントは質問の内容でも彼が選ぶ答えでもありません。彼が選んだ答えに対し「私も同じ!」とリアクションすることです。ここで、共通点が多いことをアピールして、彼に親近感を持ってもらいましょう。
パターン1
あなた
「映画は映画館で観る?それともDVD?」
彼
「映画館でよく観るよ」
あなた
「私も!じゃあ今度一緒に行こうよ」
彼
「いいけど、なにか観たいものある?」
パターン2
あなた
「映画は映画館で観る?それともDVD?」
彼
「家でDVDが多いかな」
あなた
「私も最近映画館全然行ってない!今度一緒に行かない?」
彼
「俺すげぇ久々だわ(笑)」
と、このように、ここまでくれば映画館デートにOKを出すのが、彼の中で当たり前になってしまうのです。
手順その5 ドアインザフェイス
フットインザドアと引き合いに出されることが多いドアインザフェイス。この言葉もセールスマンが使っていたテクニックを指すビジネス用語です。わざと最初に断らせるために、いきなりドアから顔を出すことが由来になっています。
フットインザドアでうまくいかない!そんな段階的になんてコツコツできない!という場合には、ドアインザフェイスの駆け引きも恋愛に効果をもたらすことがあります。相手からの申し出を断ると、罪悪感から少しのお願いなら聞いてあげたいと思いませんか?この罪悪感を利用した心理テクニックが、ドアインザフェイスなのです。 「つき合ってください」というハードルの高い申し出を最初にしておいて、相手に断らせる…。すると「じゃあ…せめてデートして?」というお願いが通りやすくなるというわけです。
フットインザドアのテクニック
- 頼りにしている雰囲気で教えを請う
- 二者択一の質問で共通点を作る
- 小さなお願いから段階的に要求を高くする
番外編 デートに行けたなら…
今までのフットインザドア・ドアインザフェイスが功を奏してデートができたら、相手の男性と少しでも長くいたいと思うものですよね。例えば映画館でデートしたとき、映画を観終わったら彼に「これからどうしよっか?」ではなく「ごはん食べる?それとも飲みにいっちゃう?」と二者択一の質問をしてみましょう。
「これからどうしよっか?」では、相手に選択肢も選択権も委ねているので、「そろそろ帰ろうか!」という選択肢が出てくる可能性もありますが、後者なら彼は“ご飯を食べる”か“お酒を飲む”という選択肢の中から選択することになり、“帰る”という選択肢を思い浮かべにくい、言い出しにくくなります。こうすれば、少しだけではありますが、彼と過ごせるようになるでしょう。
フットインザドア心理学はテンポが決め手!
小さなお願いにはなるべく応えてあげたいと思いますし、一度要求を受け入れてしまうと次の要求が断りにくくなるのが人情というもの。こういった心理状態をうまく利用したフットインザドアという心理学は、手順を間違ってしまうと要求が通らなくなってしまいますので注意が必要です。今回紹介した手順を参考に相手に有無を言わさないような絶妙なテンポで会話を進めていきましょう。また、好きな人が出来たらすることをよく読み、同時進行でフットインザドアを取り入れていくのもおすすめです。相手の受け入れ態勢をきちんと作ってあげてから、恋愛のステップ軽快に進んでいきましょう。