亭主関白な彼氏の心理&カレを手のひらの上で転がす方法

亭主関白な彼氏に苦労している女性必見! これでちょっとは亭主関白っぷりがマシになるかも…?な対処法4つをピックアップしてみました。それぞれ彼氏が亭主関白になった原因と合わせて、手のひらの上で転がすコツを解説します。

亭主関白な彼氏の扱い方、教えます

女は家を守り、男は外に働きに出る。そんな古き良き時代の「亭主関白」なんて、今や絶滅危惧種でしょ~、とお思いのみなさん。確かに、草食系男子をはじめ女性に優しく控えめな男性が増えてきている今日この頃ですが、その中にもまだまだ古風な男女観を抱き続けている男性も存在し続けているのです!

そこで今回は、「私の彼氏も亭主関白なんです!(泣)」と今この瞬間も亭主関白な男性に悩まされている女性へ贈る、“亭主関白な彼氏を手のひらの上で転がす方法”を徹底レクチャー! 彼氏がそんな亭主関白になってしまった原因や、亭主関白な男性の心理もあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

知ってる?亭主関白の本当の意味

亭主関白といえば、カップルや夫婦の間で男性のほうが主導権を握っていて、その上なんとなく女性に対して威張っている人、というイメージがありますよね。一般的にはこのイメージの通りに使用されている「亭主関白」という言葉なのですが、実はその本当の意味は世間のイメージとは真逆だったりするのです。

「関白」が仕える主は「妻」!?

プレゼントをもらって喜ぶ妻

「関白」とは、元々天皇を補佐する人のこと。偉そうな肩書きに見えますが、ナンバーワンはやっぱり天皇で、関白はその次にあたるナンバーツーなのです。一方家庭では、奥さんのことを「カミさん」と呼ぶ男性もいますよね。この語源は諸説ありますが、天皇を意味する「お上」が転じたものという一説もあります。つまり、家庭では奥さんが天皇なのです。

間違いだらけの亭主関白!?

本当の「亭主関白」は、天皇=奥さんに仕え、奥さんのやることを色々と補佐する男性のことだった!

「亭主」のほうにも、元を正せば“お茶を振る舞う人”“客をもてなす人”という意味があります。いずれにせよ現在の世の中のイメージとはまったく違って、面白いですよね。

あなたの彼氏も当てはまる?亭主関白な男性の特徴

亭主関白の本当の意味は世間のイメージと真逆だった!ということが分かりましたが、現代の亭主関白に悩まされている女性にとっては、「そんなことどうでもいいから早く転がし方を教えてよ!」という感じかもしれませんね。

ここからは従来のイメージ通りの「亭主関白」について、まずはその特徴をピックアップ! 亭主関白な男性の思考回路は一体どうなっているのか、戦うべき相手の情報をたっぷりインプットしておきましょう。

特徴1 家事は女性の仕事だと思っている

ダイニングルームで座ったままの男性

なんてったって男女観が昭和でストップしたままの亭主関白。平成のイクメンなんてものは、言ってみれば理解を超えた存在です。洗濯も掃除も日々の食事も、女性が用意してくれて当たり前。子供ができても「子育ては母親の仕事だ」と言って譲らないでしょう。

女性が家にいた時代はそれが最適な役割分担になっていたかもしれませんが、今や女性だって普通に外で働く時代。男性だから、女性だからという理由で役割を押し付けることはナンセンスですよね。亭主関白な男性は、そういった時代の流れをなかなか受け入れることができません。

特徴2 男性のほうが有能だと思っている

男女平等が叫ばれて久しい世の中ですから、正面切って「女よりも男のほうが優秀なんだ!」という男性はさすがに珍しいですが、表向きは女性をチヤホヤしながらも、心の底では女性をちょっぴり見下している男性も意外といます。

職場で女性の上司に対してなんとなく抵抗感を覚える…という男性はまさにこのタイプで、付き合うと亭主関白に化けるでしょう。

特徴3 自分の言うことを聞く女性が好き

パンを運ぶ女性に注文を付ける男性

「女性は黙ってニコニコしてくれてるのが1番いいんだよね」というのが、多くの亭主関白の本音。デートの行き先を決める時にも、女性の意見を取り入れることはほとんどありません。自分がどうでもいいと思っていることに対しては女性の希望を叶えることもありますが、「俺が叶えてやったんだぞ」アピールが恩着せがましいと女性には不評!?

ただ、「デートは男性にリードしてほしい」「頼りがいのある男性が好き」という女性にはむしろ大人気の亭主関白。特徴がメリットになるかデメリットになるかは、付き合う女性との相性次第というわけですね。

特徴4 強い女性は正直苦手

亭主関白な男性が我慢ならないこと、それは女性に負かされること。だから、勝ち気で頭も良くて何をやらせてもそつなくこなすタイプの女性には、正直近寄りたくないのです。そんな女性に自分の得意分野ではないことを質問されたり、勝負を挑まれたりするのもマジで勘弁! もっともらしい理由をつけて、直接対決を避けようとします。

特徴5 イチャイチャするのも結構苦手

亭主関白な男性は基本的に硬派なので、女性と付き合ってもデレデレした顔なんて絶対に見せない!と意地を張っていることが多いでしょう。イチャイチャするとどうしても顔がにやけてしまう→恥ずかしい→じゃあイチャイチャするのはやめよう、という思考回路になってしまうため、あまり愛情表現をしてくれないこともあります。カッコつけてる割にはシャイなんですね。

特徴6 自分を変えるのは絶対イヤ

自分の意見が絶対!という姿勢からも分かる通り、亭主関白な男性は人間関係で何かトラブルがあっても、自分が間違っていたと認めることだけは断固拒否。自分のクセを直そうとすることもありませんし、なかなか尖った性格をしています。そんな頑固さも見方を変えれば亭主関白の良いところのひとつにはなるのですが、一度ケンカになると手が付けられなくなるという側面も。

原因別!亭主関白と上手く付き合う方法4選

女性を下に見るような発言をしたり、それがもとでケンカになっても謝ってくれなかったりと、亭主関白な男性はなかなか手強い! でも、別れるつもりがないのなら上手く付き合っていくしかありませんよね。

そもそも彼氏が亭主関白になったのは、一体どんなきっかけがあったからなのでしょうか? 考えられる原因別に、亭主関白な彼氏の扱い方をまとめてみました。

原因1 父親が亭主関白だったから

家族の写真

これが1番よくあるパターンかもしれません。小さい頃から亭主関白な父親を見て育った男性は、「男とはこうあるべきなんだ」と無条件に思い込む傾向があります。この場合、彼氏にとっての男らしさ=亭主関白に振る舞うことなので、彼氏が男としてしっかりしようと思えば思うほど亭主関白になっていくという悪循環!

もちろん、母親に対して威張っている父親を反面教師にして、自分は父親みたいにはならないと決意を新たにする男性もいますが、それはやっぱり少数派。ほとんどの男性は無意識のうちに父親と同じような行動を取りがちです。

そんな亭主関白はこう扱う!

このタイプの男性にはまったく悪気がないので、たとえば一緒にテレビを観ている時にイクメンの男性が出てきたら「こういう男性ってカッコイイよね!」と褒めちぎっておくと、「え、こういう男性のほうがカッコイイの?」と目指すべき男性像を密かにチェンジすることもあります。

原因2 口うるさい両親に育てられたから

小さい頃に何をやっても両親から口出しされ、思うように振る舞うことができなかった男性は、大人になってからそのモヤモヤが爆発! 意地でも自分の思い通りにしなければ気が済まない!という極端な亭主関白になりがちです。

「意地でも」と言いましたが、このタイプの亭主関白は文字通り意地になっているだけなので、実際のところ口で言うほどにはすべてを支配したい感じではないこともあります。ただ、自分のやりたいことを邪魔されることに敏感であることは間違いないので、彼氏が何かを始めたらなるべく黙って見守っておくようにしましょう。

そんな亭主関白はこう扱う!

彼氏が何か亭主関白な発言をしたら、その都度「悲しい」「辛い」という気持ちをストレートにぶつけるのが◎。このタイプの男性は自分の意見を通したいだけで女性を下に見ているわけではないので、大好きな彼女を傷付けたと知ればたちまち慌てふためき出します。

いくら亭主関白でも、女性を傷付けることは本意ではないはず。傷付いた気持ちを素直に表すことで、気まずそうにフォローしてくれることもありますよ。

原因3 一人暮らしをしたことがないから

寝床でスマホを見る男性

ずっと実家でぬくぬく暮らしている男性は、単純に家事の大変さを分かっていないこともあります。「俺は外で汗水垂らして働いているんだから家事くらいやってよ」という男性は、十中八九家事を軽く見ています。特に母親が専業主婦の場合は、そういう男性にとって“簡単な家事”しかしていない母親のことも父親よりは軽く見ていることが多く、そこからどんどん亭主関白思考になっていくのです。

そんな亭主関白はこう扱う!

このタイプの男性には、“女性に負けるのがイヤ”という亭主関白の特徴を逆手に取りましょう。たとえばテレビで料理番組をやっていたら、「美味しそうだね~、○○くんはこんなの作れないでしょ?」と若干挑発するような言葉をかけてみます。

あなた

美味しそうだね~、○○くんはこんなの作れないでしょ?

彼氏

は?作れるに決まってるだろ

あなた

ほんとかな~

彼氏

簡単だよ、今作ってやるから見てろ!

あなた

(しめしめ)

そう、こうして亭主関白な彼氏は自然とキッチンへ… これまで家事を一切したことがない男性でも、これがきっかけでたまに料理を担当してくれるようになったというケースは実際にもあるそうですよ!

原因4 母親のような女性を求めているから

お母さん大好きっ子な男性も、亭主関白になりやすいのだとか。そんなに母親が好きならもっと女性に優しくしてくれても良いようなものですが、甲斐甲斐しく自分の世話をしてくれる母親を女性のあるべき姿だと思い込んでしまうと、彼女に対しても当然母親と同じような振る舞いを求めるようになるのです。

そんな亭主関白はこう扱う!

このタイプの亭主関白は、男性にとって居心地の良い環境を整えてあげさえすれば、案外無害なことも多いもの。腹を決めて男性に尽くすか、それが嫌なら「私はあなたの母親じゃないよ」とハッキリ事実を突きつけてあげましょう。

もし彼氏の母親と顔見知りの場合は、母親から「もっと彼女に感謝しなきゃね」「ちゃんと優しくしてあげてる?」というようなひと言を彼氏にかけてもらうのもアリ。このタイプの男性にとっては母親=絶対的な存在なので、母親の言葉なら素直に聞き入れることも多いのです。

ただ、それだけ大切な母親なので、いくら彼氏の母親自慢トークがうっとうしいからといって、それに対して否定的な反応をするのは絶対NG。「母親を悪く言う女性とは付き合えないよ!」と別れることになるのが目に見えています。「俺の母親、カーテンも週一で洗ってくれてたよ。なんで○○は洗ってくれないの?」→「え、それお母さんのほうがおかしくない…?」と言いたくても、「そうなんだ、お母さんすごいね」とひとまずワンクッション置いてから、「私はお母さんとは違うからね」と釘を刺しておきましょう。

料理する中高年の女性

亭主関白は受け流すのが一番

亭主関白な男性の主張には、真っ向から異を唱えてもケンカになるだけ。「はいはい」と右から左へ受け流すくらいが一番ちょうど良いでしょう。昔の女性が慎ましやかだったと言われるのも、そうやって澄ました顔で男性たちを上手く扱ってきたからです。そして、そうやって表向きは自分を立ててもらえていると思えれば、亭主関白な男性は意外と大人しいものなのです。

というのも、男性が亭主関白っぷりを発揮するのは、心のどこかで女性に対して恐れのようなものを抱いているから。自分が弱いというコンプレックスがあるからこそ、必要以上に威張ろうとしたり他の意見をはねつけたりするわけです。その根本が変わらない限り、男性が亭主関白を卒業することはありません。

また、亭主関白な彼氏は、自分は優れているので褒めて欲しいという気持ちを隠し持っています。彼氏の好きなところ模範解答でしっかり彼氏を褒めることも円満のカギとなるでしょう。亭主関白な彼氏を変えようとするのではなく、自分の受け取り方を変える。もしかしたら、これが亭主関白な男性と上手く付き合っていく最大の秘訣なのかもしれませんね。今回ご紹介した方法も参考に、ぜひ亭主関白な彼氏と良い関係を築いてみてくださいね。