倦怠期はいつくる?2人に忍び寄る「慣れ」の時期と対処法

倦怠期はいつやってくるの?どう対処すればいいの?と、お悩み中ではありませんか?倦怠期は、やってくる時期や特徴を把握しておけば、案外乗り越えられるようにできているもの。2人の絆をより強固なものにする倦怠期への対処の仕方を学んでおきましょう。

倦怠期はいつやってくるの?その時期と特徴

恋愛の試練として有名な「倦怠期」といわれる貴重な体験。過去に経験したことのある方は分かると思いますが、この「倦怠期」はカップルにとって非常に辛い時期であり、乗り越えることができずに別れてしまうカップルもたくさんいるのです。まだ経験したことのない方には恐怖でしかない倦怠期ですが、それっていつ頃やってくるのでしょうか?

倦怠期がやってくる時期や特徴が分かっていれば対策を練ることが出来そうです。今回はラブラブカップルにとって恐怖と恐れられる「倦怠期」についてご紹介します!

倦怠期は具体的に「いつ頃」やってくるの?

倦怠期はいつやってくるのか?という問いに対してよく言われているのが、3の倍数のときにやってくるという説です。3か月、半年、9か月…といった具合に3の倍数の時期は特に気を付けるといいそうですが、これは本当なのでしょうか?それでは、倦怠期が訪れる時期と、うまくいかない時期に気を付けるべきことを挙げてみましょう!

1 付き合い始めて3ヶ月目

デートはもちろん、メールや電話も楽しくてしょうがない時期を過ごし、多少落ち着きが出てくる3ヶ月目。この時期は、徐々にお互いの付き合い方に温度差が出始めるころでもあります。例えば、彼女はまだ彼に対して、毎日でも「会いたい」「声が聴きたい」と思っているのに、彼の方は少し落ち着いてきて連絡も以前より少なくなってくる…このように、お互いの想いに温度差が出てくると、それが怒りや不安に変わりギクシャクすることやケンカが増えてきます。

相手の欠点が見え始めるのもこの時期ですが、逆にあなたの欠点も相手に徐々に伝わり始めている時期になります。その欠点が許せる範囲なのか否かで、今後のお付き合いが続くかどうかがわかってきます。

あなた

最近あんまりラインしてくれないけど、忙しいの?

そうかな~、してるとおもうけど~

あなた

前は、1日に何回もくれたのに

そんな風に言うなよ~

あなた

もう飽きてきたんでしょ?

え?そうじゃなくて…(メンドくせー)

3か月目のカップルにありがちな会話ですね。3か月たって彼が少し落ち着いてきたなと感じたら、嫌いになったのではなく、「安心してくれてるんだなぁ~」と思うようにしましょう!

2 付き合い始めて1年目

イベントもひと通り一緒に過ごし、相手がどういう付き合い方をするのか、どんな人なのか…そういうモノが、だいたい分かってくる時期が、お付き合い1年目です。この時期は、一緒にいると落ち着くというカップルと、一緒に居てもつまらないというカップルに分かれてきます。後者のカップルは、倦怠期に突入している可能性大。飽きや慣れが出てきて遠慮がなくなったり、相手への関心がなくなることで倦怠期に突入します。

相手を好きだという感情で見て見ぬふりをしていた欠点も、1年が経って愛情が落ち着いてくると許せなく感じてしまうこともあります。交際1年目は、これまでの付き合い方の結果が出てくる時期なのかもしれませんね。倦怠期に突入してから焦っても、気持ちを変えるのはなかなか難しいので、日ごろから相手との関係を居心地のいいものにしていく努力が必要ですね。

3 付き合い始めて3年目

この時期の倦怠期は、とにかくマンネリが原因とみられることが多いのが特徴です。相手に許せない欠点があれば、3年経つ前に別れているでしょうから、ここまで続いていることを考えると、別れる程の欠点をお互いが持っていなかったということになりますね。しかし、2人が築いてきた関係とはまた別に、マンネリはどうしても訪れるものなのです。

デートは毎週決まったコース…いや、もしかしたらデートすらしなくなっているかもしれません。行きたい所にはだいたい行き尽くし、新しいことが減ってくることで「このままこの人と付き合っていていいのかな?」という不安が出てくる時期でもあります。

3年目になると、徐々に結婚を意識したり、周りも「まだ結婚しないの?」と言い始めることもあって、よけいに「この人でいいのかな?」という疑問や不安が膨らむことも予想されます。

あなた

今週末、何する?

あ~…友達と釣り堀に行く約束しちゃったよ

あなた

そっか~、じゃあ私も友達と遊ぼうかな

(もう別れてもいいかもな~)

あなた

(もう別れてもいいかも~)

3年経って、彼の人生にとって、なくてはならない人になるのか、いなくてもいい人になるのか…。2人の絆が試される時でもありますね。

「倦怠期は3の倍数のときにやってくる」という考え方もありますが、2人の慣れがどのタイミングでやってくるのかは本当にさまざまです。よって、倦怠期がいつやってくるのか?という謎については「※個人差があります」としかいいようがありませんが、いっそ3の倍数の時期を気に掛けて、3の倍数月や年には2人の絆を深めるイベントを設けるのもいいかもしれませんね。

倦怠期の症状とその対処法

倦怠期がやってくるのはわかったけど、それって未然に防げるの?カレと仲良しでいるためにはどうすればいいの?と新しい謎が顔を出してきたのではないでしょうか?それでは気になる倦怠期の症状と対処法をご紹介しましょう。

症状1 他の異性に目がいく

倦怠期になると、刺激を求めて他の異性にフラ~っと目がいきがちです。倦怠期とは簡単に言ってしまえば「慣れ」が引き起こすものです。パートナーがいる日常に慣れてしまったため、平凡でつまらない毎日だと感じてしまうのです。これは、彼にもあなたにも起きうる症状ですね。

こんな症状が出てきたら

長く付き合いたい、もしくは結婚まで考えるような相手なら、あまり束縛しすぎず適度に他の女性と友達として遊ばせるのも手かもしれません。ムリに他の女性との付き合いをやめさせると、あなたの良さを再確認する機会も奪われてしまいます。

症状2 会うのが嫌になる

「今までは会うのが楽しみだったのに、最近はケンカばかりで会うのが嫌」こんな症状を感じたら倦怠期がやってきていると考えて間違いないでしょう。倦怠期になると一緒にいることに疲れを感じて、会う回数が減る傾向にあるのです。

こんな症状が出てきたら

相手へのイライラは、自分の思い通りに動いてくれないことへのイライラかも。すべてが相手のせいではありません。一度、彼との付き合い方を見直して、本当に彼と一緒に居たいのか、それとも彼を理想の彼氏にしたいだけなのかをじっくり考えてみるといいでしょう。

症状3 コミュニケーションが減る

カップルの中には、「言わなくても分かってくれる」と思い込んでいる人もいるようですが、恋人同士と言っても所詮は他人。考え方や思っていることが同じなんてことは有り得ません。その場の雰囲気などで察する場合はありますが、本当に伝えたいことはやはり言葉にする方が、自分にとっても相手にとっても気持ちがいいものです。

こんな症状が出てきたら

彼とのコミュニケーションで特に伝えたいのは、感謝の言葉や好きという気持ち。「ありがとう」「あなたが居てくれてよかった」そんなキモチは迷わず言葉にするようにしましょう。これは夫婦になった時に長続きする秘訣でもありますので、今から伝える練習をしておくといいかもしれませんね。

彼氏との倦怠期はいつだった?5人の女性のエピソード

彼氏との倦怠期はいつだったのか、その倦怠期をどう乗り越えたのかを5人の女性にお話を伺いました。

体験談

1年経った頃に

みすず(30代)のお話

外資系のSEをしている私の彼氏は仕事が忙しく、なかなか会う時間が取れないという時期が続いたことがあります。LINEでのやり取りは毎日していたものの、直接会う機会が減ってしまうと、好きという気持ちが盛り上がることなく…ちょうど1年経ってから倦怠期に陥っていました。「このままでは別れを迎えてしまうかもしれない」と危機感を抱いた私が彼氏に提案したのが、週に1度は電話で話そうということでした。彼氏の仕事に支障のない範囲で電話をするようにしたところ、文字のやり取りだけでは深く話せなかった内容まで話すこともでき、お互いの大切さを再確認することができました。直接会うのは無理でも、電話で話す機会を持つことで倦怠期をやり過ごせました。

体験談

倦怠期は1年たつと

ゆう(20代)のお話

私が彼との倦怠期を感じたのは、付き合ってから1年たった頃からでした。彼の事を知っていたつもりになっていたのか彼の気持ちなど「知りたい」というのがわいてこなくて、何も聞かなくなっていったのです。彼も同じように見えました。2人でいる時も何も聞かずにただ食事をして、どこかに出掛ける時も何も話さない事が多くなっていきました。このままでは別れてしまうと思ったので、「これって倦怠期なのかな?」と話をすると彼も同じく感じていたようで…別れるのではないかという気持ちもあったみたいです。それを聞いてからは、彼の事をよく知っているつもりでも、一緒に何かをするときは「一緒にこうしているの幸せ」というように、気持ちをたくさん表現するようにしていきました。付き合っていた時のような気持ちがよみがえってきて、なんとか倦怠期を乗り越えることができました。

体験談

半年後ぐらいで倦怠期がきました。

りぷとん(20代)のお話

今の彼氏とは、付き合って半年後ぐらいに倦怠期になりました。付き合って最初のころから半年たつまでは付き合いたてのカップルにありがちな仲の良さでした。しかし、半年後ぐらいたつとお互いに連絡などが面倒臭くなり、少しずつ連絡頻度も少なくなってしまいました。そして、最初のころのように、お互いが気を遣い合うことが少なくなったように思います。気を遣わないのは疲れないので良いことのようですが、常に相手への思いやりを持って接することはとても大事なんだと感じました。2人でいても楽しくないと感じるとデート中も楽しくないので、2人で今後どうしていくかを話し合いました。今後も付き合いを続けるために、思いやりを持つこと、嫌なことは伝えて改善するようにして倦怠期を乗り切りました。

体験談

倦怠期の乗り越え方

いちご大福(30代)のお話

私は同い年の彼と6年間付き合いました。その中で、倦怠期と呼ばれる期間が2度ありました。1度目は付き合い始めて1年後です。その時は学生だったため、お互いがバイトやサークルで忙しくあまり会えない期間が長かったからです。お互いが倦怠期であることを自覚していて、その理由もわかっていたのでお互いが時間を作るように努力し、LINEだけの会話を止めてなるべく会ってたくさん話をしました。2度目は付き合い始めてから4年後です。その時は社会人になり、飲み会や付き合いで同僚と出かけることが多くなる中で、わたしに気になる人ができてしまい…その人と彼を比べてしまって、彼と会っていても次第に退屈と思うようになりました。しかし、彼の良いところをちゃんと見ず彼にないところを気になる人に求めていただけだと気付き、彼の良いところをもう一度しっかり見つめることを意識して付き合いを続けていきました。結果、その彼氏と無事結婚するに至りました。

体験談

3ヶ月で明らかな倦怠期に

あんさん(20代)のお話

同じ職場同士で彼が1個下ということもあり、最初は何も思っていなかったのですが、私が彼氏と別れると前から好きだったと言われ、「いい人だし付き合ってみようかな」と思い、付き合うことに決めました。最初は向こうからの誘いやメールが多く大事にされてるなあと思っていたのですが、3ヶ月を過ぎたあたりになると、デートも家ですることが多くなったり、メールもあまり来なくなってきて明らかな倦怠期がやってきました。私は思い切ってそのことについて聞いてみることにしました。そうすると彼曰く「本来はインドアでマメではない性格なんだ」とのこと。最初は頑張っていたのですが、もう本来の自分を見せてもいいかなと思ったらしいです。倦怠期だと相手の気持ちに不安を感じてしまいやすいですが、そういうときは思い切って聞いてみるのをおすすめします。

中には幾度もの倦怠期を乗り越えて、晴れて結婚に至ったというカップルも…お互いに倦怠期であるということを自覚して、関係を維持していく努力が必要です。

倦怠期は悪いものとは限らない

倦怠期を機に別れてしまうカップル、倦怠期を無事脱して、より絆を深めるカップル…。倦怠期にも色々なドラマがあると思いますが、決して悪いだけのものではありません。

2人が本当にこのまま付き合っていくべきなのかを考える、良いきっかけになる時期でもあります。倦怠期を通して、自分を反省したり今後の人生について考えたりすることも、必要なのです。

倦怠期は慣れからやってくると言いましたが、人それぞれの「慣れ」のタイミングによって、倦怠期がいつやってくるのかは変わってきます。できるだけ慣れ合いにならないように、日ごろから注意していれば、倦怠期自体を防ぐことも可能です。

そうするには、日々自分自身が成長していく姿勢を忘れないことが大事です。お互いに向上し合い、1人でも楽しいけど、2人だともっと楽しいという関係でいれば、そもそも倦怠期などやってこないのかもしれません。

また、倦怠期が来ちゃった時のためにも、マンネリ防止特集をチェックして倦怠期を乗り切る秘訣を探ってみてくださいね。