結婚式の受付を依頼されたら知っておきたい10のマナー
結婚式の受付を依頼されたけど、マナーや注意点がわからずに困っていませんか?受付係の役割は、ご祝儀を預かり芳名帳に記帳してもらうことや席次表を渡すだけではありません。結婚式の受付係を頼まれた新郎新婦の友人は事前にチェックしておきましょう。

結婚式の受付を頼まれたら
友達や同僚に結婚式の受付を頼まれたら、お祝いに来るゲストを新郎新婦や親族に変わって、気持ちよくお迎えしましょう。結婚式の受付は出席するゲストにご芳名を促し、ご祝儀をお預かりする大切な役割です。最低限のマナーをしっかりと把握しておきましょう。
結婚式の受付マナー1
気持ちよく引き受ける
受付を引き受けたら面倒なことや責任のあることが増えます。ゲストとして出席する人より負担が大きくなりますが、新郎新婦は信頼できる人にしか受付を頼みません。その信頼に応えるためにも、当日は気持ちよく受付しましょう。
頼む側としても、面倒なことを頼んで申し訳ないという気持ちがあるものです。結婚式の準備で忙しい新郎新婦の気持ちを少しでも軽くしてあげるためにも、打ち合わせから結婚式が終わるまで嫌な顔は決して見せないようにしましょう。
絶対NGなマナー違反
受付を頼まれた友人同士で「ちょっと面倒だね」なんて言いあうのは厳禁です。誰かが見ていて不快な気持ちにさせることもじゅうぶん考えられます。明るく笑顔で受付をやり切りましょう。
結婚式の受付マナー2
好感度の高い服装を心掛ける
お祝いに来たゲストが最初に接するのが、結婚式の受付係です。見た目が派手すぎるとゲストを不快にさせますし、地味すぎると華やかさに欠けます。
- 派手過ぎる服や露出の多い服は避ける
- 受付業務の支障になるようなアクセサリーはしない
- 邪魔になる髪型は避け、スッキリとさせる
- 地味すぎる服装も避け華やかさは忘れない
- 手元が見られるので、爪先にも気配りを忘れない
このような点にも注意して、万人に受ける丁度いい服装を選ぶように心がけましょう。お辞儀をすることも多いので、髪型やアクセサリーが邪魔にならないように工夫してください。
絶対NGなマナー違反
派手過ぎたりケバいと感じる服装は絶対にNGです。ゲストが大切なご祝儀を預ける相手なので、誠実さが伝わるような見た目を心がけましょう。
結婚式の受付マナー3
早めに会場に行く
通常、ゲストは開宴の30分くらい前に会場に入ります。受付を頼まれている場合は、開宴の1時間から1時間半ほど前には会場に到着しておきましょう。受付の集合時間が決まっている場合は、打ち合わせすることも多いので遅れないようにするのもマナーです。「到着が早すぎたかな?」と感じたら、会場を下見しておきましょう。受付でゲストに質問された時スムーズに対応できます。
絶対NGなマナー違反
受付を引き受けた場合、絶対に遅刻してはいけません。公共交通機関を利用する場合は、万が一に備えて早めに出発するようにしましょう。
結婚式の受付マナー4
結婚式場の設備をチェック
受付の打ち合わせの前やゲストが来るまでの空き時間で、会場の設備のチェックをしておきましょう。ご祝儀を渡したあとに、ゲストから「トイレはどこ?」などと聞かれることも多々あります。チェックしたい設備は次の通り。
- トイレ
- 更衣室
- クローク
- 授乳室
- 待合室
- 喫煙所
時間がない場合や、広い会場なら式場のマップを手元に置いておくと、事前に覚えておかなくてもゲストを案内することができます。
絶対NGなマナー違反
ゲストを気持ちよく案内することも受付の大切な仕事です。受付だけやればいい、あとのことは式場スタッフに任せようという姿勢ではいけません。
結婚式の受付マナー5
受付係で役割を分担する
受付は2人で行うのが一般的です。ゲストが来る前にご芳名の記帳を促す人とご祝儀をもらう人、どちらが席次表を渡すかといった役割分担をしておきましょう。結婚式では仲のいいグループや家族単位で受付に来ることが多いので素早できる工夫をしないとゲストを待たせてしまうことになります。受付の前に人だかりができるのを避けるためにも、スムーズに案内ができるようにしっかり話し合っておきましょう。
絶対NGなマナー違反
事前の話し合いが不十分だと、ご芳名の記帳やご祝儀の受け取りを忘れるなどのトラブルが起きてしまいます。
結婚式の受付マナー6
両家の受付係で協力する
新郎側と新婦側にはそれぞれ受付がいますが、できれば両家で協力するようにしましょう。ゲストが来る前にしっかり挨拶を済ませてコミュニケーションを取っておけば、もしもの時に協力し合えます。新郎側の受付が混みあったら、新婦側の受付がサッと手伝ってあげるなど助け合いながら作業しましょう。
絶対NGなマナー違反
相手側の受付に挨拶もせず受付に並ぶのはマナー違反です。忙しくて協力できない場合でも、気持ちよく挨拶し少し会話をしておくくらいのコミュニケーションはとっておくべきです。
結婚式の受付マナー7
親族への挨拶を忘れない
結婚式場に着いたら、まずは親族への挨拶を済ませましょう。時間がない場合は受付の打ち合わせが終わってからでもいいので、一度は顔を見せておかなくてはいけません。「この度はおめでとうございます。受付を任されました〇〇です。よろしくお願いいたします」といった挨拶をして、親族の方にしっかり顔を覚えてもらいましょう。
ゲストが「〇〇さんは?」と親族を訪ねてくることがあります。そんなことがあっても、親族の方に挨拶をして顔を覚えておけばスムーズに対応することができます。
絶対NGなマナー違反
挨拶もなく受付に立つのはマナー違反です。大切なご祝儀をお預かりする役目なので、しっかり挨拶をしましょう。
結婚式の受付マナー8
ゲストへの明るい対応
受付の女性が笑顔だと周りの雰囲気が良くなります。せっかくのお祝いの席、ゲストにはニッコリと笑顔で対応しましょう。結婚式の準備をして早めに出発して疲れが出ることもあるでしょうが、我慢してやり切りましょう。頑張った分だけあなたにとって思い出深い結婚式になります。
絶対NGなマナー違反
酔っぱらって気が大きくなり不快なことを言うゲストがいても、にっこり笑顔でかわしましょう。感情を顔に出すとせっかくのお祝いの席を台無しにしてしまいます。
結婚式の受付マナー9
受付を無人にしない
どんなことがあっても、式が始まりご祝儀を手渡すまでは、受付を無人にしてはいけません。トイレに行きたくなった場合は一緒に受付をしている人と協力して、必ずどちらかは受付に残りましょう。ちょっと数分、数秒という放置が、大きなトラブルに発展することもあります。
あまりピリピリする必要はありませんが、トラブルの種は作らないようにしたいものです。受付中に友人や知っているゲストとのおしゃべりに夢中になるのもNGです。ゲストにも迎える側にとっても「いい結婚式だった」と思えるようにしましょう。
絶対NGなマナー違反
ゲストと話し込んで、受付に来た人を戸惑わせるのはNGです。おしゃべりは式の後にして、受付中はしっかりと集中しましょう。
結婚式の受付マナー10
預かったご祝儀の渡し方を確認する
預かったご祝儀は決められた方法で手渡す必要があります。結婚式場の金庫に預けるのか、親族の方に手渡すのか、事前に会場のスタッフや親族に指示をもらいましょう。大切なお金ですので持ったままトイレに行ったり、放置することのないように注意しましょう。ご祝儀を渡すという受付係としての最後の任務をやり遂げたあとは、おもいきり新郎新婦をお祝いしてあげましょう。
絶対NGなマナー違反
打ち合わせでの内容をしっかり把握しておき、誰に渡せばいいのかわからずご祝儀を持ってウロウロするといった事態を避けましょう。
結婚式の受付はとても良い勉強になる
結婚式の受付は、大変なことが多い役割ですが、今後の人生に役立つとてもいい勉強になります。「結婚式は出会いの場」と言われるように、イキイキと受付をしているあなたの姿を素敵な男性が見ている可能性も。たとえ出会いがなかったとしてもプラスになることがたくさんあるので、結婚式の受付を頼まれたら気持ちよく一生懸命に取り組みましょう。
結婚式では受付のほかにも花嫁をサポートするブライズメイドに選ばれることもあるでしょう。ブライズメイドの役割とはを読んで予習しておけば、心に残る素敵な結婚式をお手伝いできるので、こちらも参考にしてみてください。