結婚式のスタイル・理想的なウェディングを迎えるために
結婚式のスタイルってどんな種類があるの? これから式を挙げる方必見の、挙式スタイル・披露宴スタイルをそれぞれピックアップしてみました。ゲストとしてお呼ばれしたときのマナーも解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

おしゃれな結婚式がしたい♡人気のスタイルは?
結婚が決まったカップルのみなさん、おめでとうございます♡これから2人で決めていかなければならないことは山ほどあるかと思いますが、中でも結婚式は2人にとっての一大イベントですよね。結婚式というと、教会でバージンロードを歩いて…というイメージの方も多いかもしれません。がしかし! 結婚式のスタイルって、実は他にも色々あるんですよ。
そこで今回は、これから結婚式のことを考えていきたいカップルがおさえておくべき、主な結婚式のスタイルを挙式編・披露宴編に分けてピックアップしてみました。それぞれのスタイルにお呼ばれしたときに気を付けたい服装のポイントもあわせてご紹介していきますので、これから友達の結婚式に参列する予定のみなさんもぜひチェックしてくださいね!
結婚式スタイル【挙式編】割合が多いのは教会式!
一般的な結婚式は、結婚の誓いを立てる「挙式」と、結婚したことをみなさんにお披露目する「披露宴」の2部構成。ここではまず、挙式のスタイルからご紹介していきます。
結婚式スタイル・挙式編1 教会式
教会式は、先ほどもチラッとお話した「教会でバージンロードを歩いて…」というTHE 結婚式。花嫁は真っ白なドレスに身を包み、多くの女性が小さい頃から憧れているのもこのスタイルが多いですね。実際、「どのスタイルで結婚式を行いましたか?」というアンケートには、6割のカップルが「教会式」と回答しています。
教会式は牧師さんが進行を行い、式のクライマックスは指輪の交換と誓いのキス。親族だけでなく、友達や職場の同僚などたくさんの人に参列してもらえるところが特徴のひとつです。
信者じゃなくても大丈夫?
教会式は、別名キリスト教式。カトリックの教会ではカップルのどちらかがキリスト教信者でないと式を挙げられませんが、プロテスタントの教会やホテル・結婚式場のチャペルでなら信者でなくても式を挙げることができます。
教会の中には、信者でなくても事前に講習を受けたり、何度かお祈りに訪れることで挙式できるようになる教会もあります。フラワーシャワーやブーケトスなど、花嫁の憧れがギュッと詰まった挙式スタイルです。
結婚式スタイル・挙式編2 人前式
神様ではなく参列してくれたみんなに結婚を誓うのが人前式。服装も場所も式の流れも特に決まりはないので、すべてが自由でオリジナル度の高い式を挙げることができます。
年輩の方には馴染みのないこともありますが、そもそもは人前式が日本の結婚スタイルの原点とも言われていて、最近ジワジワ人気上昇中!2割のカップルは人前式で結婚していますよ。
リーズナブルに挙式可能
人前式は式の内容を自由に決めることができ、場所の制限もないので、その気になればかなりリーズナブルに挙式可能。誓いの言葉も自分たちで考えます。2人らしい式にしたいと考えているカップルにぴったりですよ。
レストランやお庭や2人の思い出の場所など、好きな場所で挙式できるのが魅力の人前式。参列者1人1人から言葉をもらうセレモニーなど、アットホームな雰囲気で挙式したいカップルに人気です。
結婚式スタイル・挙式編3 神前式
神前式は、日本の伝統的な挙式スタイル。白無垢などの和装に身を包み、凛とした雰囲気の中で式を挙げることができます。神社などで本格的に執り行う場合は、場所が狭いこともあって親族しか参列することができませんが、結婚式場やホテルの中にある神殿ではより多くの人に参列してもらうことも可能です。割合としては全カップルの1割ほどが神前式を選んでいます。
和装に洋髪も人気!
神前式の衣装って、白無垢に黒引き振袖、色打ち掛けなどなど実はバリエーション豊か。ヘアスタイルひとつとっても、綿帽子や角隠しといった伝統的なスタイルだけでなく、あえて洋髪を合わせるコーディネートも人気です。
男性の袴にも様々な色・デザインがあります。これぞ日本男児!というイメージで袴に憧れている男性も多いですよ。
【披露宴編】割合が多いのは専門式場
続いてご紹介するのは、披露宴のスタイル!どのスタイルを選ぶかで披露宴の雰囲気も変わってくるので、理想の披露宴をイメージしながらチェックしてみてくださいね。
結婚式スタイル・披露宴編1 専門式場
挙式から披露宴までの流れがスムーズな専門式場は、カップルの4割が選ぶ披露宴スタイル。挙式と同じ場所で披露宴ができるので、参列者の負担が少なく、年輩の方を招待する際にもおすすめです。
また、結婚式専門に作られていることもあって、新郎新婦の希望に細かいところまで対応できる設備が魅力。「こんな披露宴がしたい」というイメージが固まっている方や、「ちょっと奇抜なことをやってみたい」と思っている方の希望も叶えてもらいやすいでしょう。選ぶ式場で雰囲気もガラリと変わるので、ブライダルフェアなどに足を運んで実際の雰囲気を体感してみると良いですよ。
結婚式スタイル・披露宴編2 ホテル
専門式場の次に多いのがホテルでの披露宴。挙式会場はもちろん衣装やヘアメイク、遠方から来てくれる招待客の宿泊など、すべてを1ヶ所におさめることができて3割弱のカップルから選ばれています。高級感や上質な雰囲気を演出しやすいのもホテルの魅力。芸能人の結婚式でもホテルで披露宴を行うケースが多いですよね。一流のホテルマンたちによるサービスには定評があって安心して披露宴を任せることができますよ。
結婚式スタイル・披露宴編3 ゲストハウス
アットホームな雰囲気の中で披露宴を行いたいなら、ゲストハウスウェディングがおすすめ!おしゃれな邸宅を貸し切って行うプライベート感が人気で、ガーデンウェディングに憧れている方にもおすすめの披露宴スタイルです。
ゲストハウスによってはお庭にプールや噴水が付いていることもあり、リッチなホームパーティー気分で過ごすことができます。あまり聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、すでに2割ほどのカップルが披露宴を行っていて、今後もますます注目されていくこと間違いなしですよ。
結婚式スタイル・披露宴編4 レストラン
ゲストハウスとともに最近注目されているのが、レストランウェディング。こちらはどこかのレストランを貸し切って披露宴を行うスタイルで、料理の美味しさにこだわりたいカップルにおすすめです。海外挙式をしたあと、より多くの友達を招くための1.5次会の感覚でレストランウェディングを選ぶカップルもいます。コース料理よりも気軽な立食のビュッフェスタイルにも対応しやすく、カジュアルな雰囲気でパーティーできるところが魅力です。
結婚式スタイル・披露宴編5 会費制パーティー
ご祝儀をいただく形ではなく、会費制で披露パーティーを行うのもひとつのスタイル。その際の会費は大体1万円程度で、ご祝儀よりもリーズナブルに設定します。そうすることで参加者は気軽に足を運ぶことができますし、一般的な披露宴よりもカジュアルにできます。入籍してから式まで期間が空くと、すでに色々とお祝いをいただいてしまっているということも多いですよね。式でまたご祝儀をいただくのはさすがに恐縮ですが、はじめから会費制にしておくとその心配もありません。
【結婚式スタイル別】知っておきたいお呼ばれのマナー
ご紹介してきたように、ひと口に結婚式と言ってもスタイルは様々。格式高いものからカジュアルなものまで、雰囲気も大きく異なります。となれば、お呼ばれのときにも「今度の結婚式はどんな雰囲気なのか?」を事前に少し予想しておくことが必要です。ここからは、スタイル別にお呼ばれのマナーを解説していきます。
結婚式スタイル・お呼ばれ編1 教会式ではミニ丈・肩出しを避けよう
教会の中では、なるべく露出を控えるのがマナーです。ワンピースはひざが隠れるくらいの丈、ノースリーブのワンピースを着る場合はボレロやストールで腕を隠しましょう。披露宴が夜に行われる場合は肩の出るワンピースでもOKなのですが、それはあくまでも披露宴でのこと。教会では羽織りものが必要なので、気を付けてくださいね。
冬のファー素材にご注意!
冬場はファー素材のボレロやストールがお店に並びますが、ファーは動物の殺生をイメージさせるということで、結婚式では控えたほうが良いもののひとつ。ふわふわで温かそうに見えますし、今はそこまで気にしなくても…という声があることも事実なのですが、念のために教会式では控えておきましょう。
結婚式スタイル・お呼ばれ編2 人前式ならパンツスタイルも○
人前式は、挙式スタイルの中で1番カジュアル。そのため、一般的に女性ゲストはワンピースが基本と言われていますが、人前式ではパンツスタイルの女性もちらほら見かけることがあります。パンツスタイルで参列する場合、仕事用のスーツのようにカッチリしたデザインのものはお祝いの雰囲気に合わないので、なるべくドレッシーで華やかに見えるものを選ぶのがポイントです。
カジュアルでも白は避ける
いくらマナーがゆるいと言っても、白いドレスは花嫁だけのもの。淡いピンクやライトベージュも、写真に撮ると白っぽく反射することがあります。どうしてもその服装で行きたい場合は、上に濃い色のボレロやストールを羽織りましょう。
結婚式スタイル・お呼ばれ編3 神前式なら和装が喜ばれる
神前式は主役が和装ということもあって、ゲストも和装で参列すると喜ばれます。それでも男性の場合はスーツが基本ですが、女性は振袖や訪問着などで華やかに着飾って行きましょう。もちろん洋装もマナー違反ではありません。ただし雰囲気は挙式スタイルの中で最も厳粛なので、グレーゾーンかな?と思う服装は避けるのがベター。
グレーゾーンな服装って?
カジュアルな式なら良いけど、きちんとしたいときにはちょっと…という服装には、バイカラーのワンピースやパンツスタイル、黒一色の装いなどがあります。黒を着るならアクセサリーで華やかにするか、小物で差し色をプラスしましょう。
また、神前式は靴を脱いで上がる神殿で行われることが多く、神殿は素足厳禁。女性は必ずストッキングを、男性は靴下をはいて、靴も脱ぎ履きしやすいものを履いて行くようにしましょう。
結婚式スタイル・お呼ばれ編4 披露宴のカジュアル度は?
披露宴のスタイルで最も格式高いのはホテル。その次に専門式場→ゲストハウス→レストラン→会費制パーティーの順でどんどんカジュアル度が上がります。カジュアル度が高ければ高いほど、マナーもゆるいのが一般的。専門式場は場所によって色々と特色があるので、招待状が届いてから式場名で検索して、公式サイトを覗いてみましょう。公式サイトの雰囲気で、実際の式場の雰囲気もある程度想像することができます。
結婚式スタイル・お呼ばれ編5 二次会のカジュアル度は?
二次会も、披露宴と同様会場が分かればある程度カジュアル度を予測することができます。専門式場で、披露宴の延長のような感じで行われるのであれば、二次会といってもある程度きちんとしておくに越したことはありません。
一方、カフェやレストランを貸し切って行う二次会であれば、そこまでマナーに厳密でなくても大丈夫。挙式と披露宴を和装で参加した人が、二次会は洋服に着替えて行くというのもよくある話です。
結婚式スタイル・お呼ばれ編6 アクセサリーはパールがおすすめ
どのスタイルの結婚式に参加するときも、洋装ならアクセサリーにはパールを選ぶのがおすすめです。キラキラと輝く宝石は、夜なら良いのですが昼間の結婚式では控えたほうが良いと言われています。
その理由は写真を撮るときに光が反射しやすいから、また大ぶりの宝石だと派手になりすぎるから、という理由もあるようです。華やかさは必須でも、結婚式の主役よりも派手で目立ってしまうのはNG…なかなか難しいですが、パールなら落ち着いて見えるのに華やかな印象を与えられます。
2人らしい結婚式のスタイルを
挙式スタイル・披露宴スタイルの種類と、それぞれのおすすめポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか? ゲストとしてお呼ばれしたときには、結婚式のスタイルによって装いを合わせるのが大人のたしなみ。
2人っきりで式を挙げるプライベート挙式や、親族だけでアットホームに食事を楽しむスタイルの披露宴など、新しい結婚式の形が今後も続々と登場することは間違いなし! これから結婚式をする予定のみなさんは、ぜひ今回ご紹介したスタイルや結婚式演出まとめを参考に、自分たちらしい結婚式の形を探してみてくださいね。