夫婦喧嘩の原因と解決の方法・ケンカの禁句と仲直りのコツ

夫婦喧嘩の原因は夫婦によって様々…でも、なるべく早く仲直りするための方法はどんな原因で喧嘩をしても同じです。今回は、そんな夫婦喧嘩の解決法や、喧嘩中でもこれだけは言っちゃダメ!というNGワードをピックアップ。ぜひ参考にしてくださいね。

夫婦喧嘩の解決法が知りたい!よくある原因は?

みなさんの家庭では、普段どれくらいの頻度で夫婦喧嘩が勃発しているのでしょうか。ほとんど毎日!という常に臨戦態勢な夫婦もいれば、夫婦になってこのかた1度も夫婦喧嘩なんてしたことないです、という菩薩のような夫婦もいることでしょう。

ある調査によると、最も多いのは月に1~2回、続いて年に1~2回という結果になっており、この2つの頻度が全体の半分以上を占めています。夫婦喧嘩を「しない」と回答した夫婦は全体の1割なので、9割の夫婦は頻度の差こそあれ夫婦喧嘩に悩まされたことがあるということ。中には、それが原因で離婚にまで発展してしまった!という夫婦も存在しています。

そこで今回は、夫婦喧嘩でなるべく早く仲直りするためのコツと、夫婦喧嘩の原因トップ5、そしていくら夫婦喧嘩といえどもコレだけは絶対言っちゃダメー!という、“言ってしまうと離婚になりかねない禁句”もご紹介していきます。いつまでもラブラブなおしどり夫婦でいたいみなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。

夫婦喧嘩あるある!?原因トップ5

さてさて、早速発表しちゃいます。夫婦喧嘩の解決法を見つけるには、まずその原因から探っていくのが大切。夫婦喧嘩の原因トップ5にランクインしているのは、いつもあなたが悩まされているアレかも!?

原因1 家事の分担

台所から手伝ってと言う女性

共働きの夫婦が増えている今日この頃、女性も男性と同じようにフルタイムで働いているのに、なかなか家事を上手く分担することができずにモヤモヤが溜まるケースは多いのです。特に女性が好きで働いている場合、男性としては「別に俺の稼ぎだけで食べていけるんだから、家事をおろそかにしてまで働かなくていいよ」という言い分もあり、男女の思惑がすれ違う原因ナンバーワンになっています。

原因2 生活のクセ

服を脱ぎっぱなしで放置する、鼻をかんだティッシュを床に転がす、食卓でスマホや新聞を手離さないなど、相手の生活のクセに我慢ならなくてついついお小言を言ってしまうケースも多いんですよね。本人はほとんど無意識でやっていることなので、言われてもなかなかすぐには直せないこともあり、「また○○してる!」とさらに怒りを買ってしまいやすくなります。

原因3 飲み会や朝帰り

旦那さんの飲み会の多さや、朝帰りがきっかけで夫婦喧嘩になってしまう夫婦も多いのではないでしょうか。特に小さい子供がいると、「私は昼も夜も関係なくこんなに必死に育児してるのに」と不公平感が出やすいものです。一方旦那さんは「しょうがないだろ仕事の付き合いなんだから」の一点張り。これではいつまでたっても2人の主張は平行線ですよね。

原因4 家計のやりくり

二人でパソコンを見る夫婦

お互いのお小遣いの配分や、外食の頻度などで揉める夫婦も多くいます。どちらかが浪費家で、勝手に高額な買い物をしてしまったりした時にもまず間違いなく揉めます。何にどれくらいお金を使うという価値観が合っていない場合、お金周りでの衝突はどうしても避けられません。

原因5 子供の教育方針

子供の教育方針で口論になるのは、お互い子供のことを心から愛している証…といえども、自分が原因で両親が喧嘩になっていると思うと子供心は複雑です。もちろん「子供が見ている前では喧嘩しません」という夫婦も多いかと思いますが、子供は意外と敏感に両親の間の火花を察していることもあります。

無視しないで!夫婦喧嘩から早く仲直りするコツ

夫婦喧嘩になってしまったら、仲直りするまではみなさんいつもどんなふうに振る舞っていますか? もしかしたら、ひたすら相手のことを無視してほとぼりが冷めるまで待つ…という人も多いかもしれませんね。

確かに、あまりに気分が激して相手を傷付ける言葉しか口から出てきそうにない!という時には、一旦距離を置くことも必要です。でも、「無視する」というのはある意味どんな言葉よりも相手を深く傷つけることがあります。それに、喧嘩自体も長引きがちなんですよね。

少しでも早く仲直りするためには、一体どうするのが効果的なのでしょうか。夫婦喧嘩の解決法を解説していきます。

解決法1 寂しさを素直に伝える

ソファに並んで座る夫婦

好きで結婚した者同士、可愛さ余って憎さ百倍なんてこともありますが、最終的にはやっぱり相手のことを思う気持ちが出てくるものです。夫婦喧嘩がこじれてしまいそうになったり、相手から無視されて仲直りの取っ掛かりがつかめない時には、「寂しい」「悲しい」と素直に自分の気持ちを伝えるのが1番の近道。

「ムカつく」「うざい」といった相手を攻撃するような言葉には、ついそれ相応の言葉で応戦してしまう旦那さまも、「寂しい」と言われたら思わず「俺も…」と素に戻らずにはいられません。また、自分が相手を悲しませてしまっていると思うと、途端にいたたまれない気持ちになって奥さんを抱きしめたくなる男性も多いはずですよ。

解決法2 手紙を書く

本当は謝りたかったり、喧嘩になってしまって悲しい・寂しい気持ちを伝えたかったりしても、口では上手くいえないことってありますよね。面と向かうとまた余計なことを口走ってしまいそう…そんな時には、手紙を書くのがおすすめです。

直接話すのとは違って、書きながら自分の頭を整理することもできますし、どうすれば自分の思っていることが伝わるのか、試行錯誤しながら言葉を選ぶことができるので、本当に伝えたいことを確実に伝えることができるのが手紙のメリット。手紙をもらった相手も、冷静にその内容を受け止めることができます。

解決法3 自分に悪いところがなかったか振り返る

夫婦喧嘩の最中は、つい相手に傷付けられたことや自分が不愉快な思いをしたことばかりに関心がいってしまいがち。でもそれはお互いにそうなので、どちらかが主張を変えない限り喧嘩は永遠に平行線のままです。

どんな物事にも、必ず良い面と悪い面があります。「自分は絶対悪くない!」と思っていても、相手の立場に立てば「確かに自分のこの言葉は良くなかったかも」ということも見えてくるかもしれません。また、同じ言葉や行動でも受け取り方次第で意味は変わってくるものです。自分の考え方が偏っていないか、自分にも謝るべきところはないか、じっくり振り返ってみましょう。

解決法4 損得で考えるのをやめる

ベランダに並んで空を見る夫婦

損得勘定を夫婦関係に持ち込むと、ほとんどの人は「私ばっかり損してる気がする」と思ってしまうのではないでしょうか。人は不思議と、自分が相手にしてもらったことよりも自分が相手にやってあげたことのほうが記憶に残りやすいもので、つまりは恩着せがましい生き物です。

「自分ばっかり我慢するのは損、自分ばっかり相手に尽くすのは損」という考え方からは卒業して、お互いに損得勘定なしで手を貸し合えるような夫婦を目指しましょう。そうすることで、自然と喧嘩の原因も目につかなくなってきます。

解決法5 普段通りに振る舞う

一度激しく口喧嘩したりすると、その後普通に話すのが気まずくてついギクシャクした空気を長引かせてしまいますよね。そうするとどんどん元通りになるきっかけがつかめないまま、何日も冷戦状態に陥ります。

どれだけ気まずくても、一旦喧嘩が落ち着いたらその後は努めて普段通りに振る舞うことで、相手も「あれ?」とは思いながらもそのままなんとなく日常に戻っていくことができます。喧嘩したからといっていつも作っている朝ご飯やお弁当を作らずプン!としていたら、今度はそのことが原因で「ひどい嫁だ!」と喧嘩になりかねません。

夫婦喧嘩は、終わり際が肝心。1回の喧嘩をさらなる喧嘩に飛び火させないためにも、自分の中でしっかり線を引くようにしましょう。

夫婦喧嘩がさらにこじれる!離婚を招く禁句って?

喧嘩中だからって、何でも口にして良いというわけではありません。相手を本当に傷付けてしまったり、絶望に追い込んでしまうような言葉を放ってしまうと、最悪の場合離婚に至るケースも。そんな取り返しのつかないことを招かないためにも、どれだけカッとしていてもコレだけは言っちゃダメ!という夫婦喧嘩の禁句、おさえておきましょう。

禁句1 「結婚しなければよかった」

結婚しなければよかったという女性

これを言っちゃあおしまいですよね。パートナーの口から一度でもこのセリフを聞いてしまうと、その後どんなに幸せそうな表情を見ても「本当は結婚したことを後悔しているんじゃないか」と気持ちが沈んでしまいます。簡単に言うと、結婚生活を続けていく上での自信を根こそぎ奪われてしまうんです。

「もっと○○な人と結婚すればよかった」というセリフも、ダメージ度合いで言えば変わらないので同じくNG。

禁句2 「もういい!別れる!」

喧嘩中は心底相手に嫌気がさしていますから、つい「別れる!」と口走ってしまうこともありますよね。でも、これを言われた相手の気持ちはどうでしょう。「そんなに簡単に別れること考えられちゃうんだ」「結局あなたの私を思う気持ちはその程度だったの?」と、パートナーからの愛情を疑うことにつながっていきます。

結婚生活は、信頼が何より大事。本心からの言葉ではないとしても、いえ本心ではないのに「別れる!」なんて言えちゃう神経こそが、相手からの信頼を失う最大のきっかけになってしまうこともあるのです。

禁句3 「そういうとこお義母さんにそっくりだよね」

相手を責めているようでいて、その実相手の両親や家族の悪口になってしまっている発言は、思いのほか深い溝を生む可能性あり。というのも、育ててくれた両親や家族は言ってみれば本人のルーツですよね。それを否定されてしまうと、根本的に自分を否定されたような気がしてしまうのも無理はないわけです。

そのほか、自分に対する攻撃は甘んじて受け入れるけど、家族を侮辱されるのには我慢ならない!という人もいます。結婚は家同士でするもの、なんてもうとっくに昔の話とはいえど、それぞれの家族とのつながりは実際問題一生ついて回るのです。

禁句4 「男のくせに!」

「男のくせに!」というけなし方は、相手の男性としてのプライドを深く傷付けてしまうのはもちろん、そういう狭い視野で物事を考えるタイプなんだということを露呈してしまう、ダブルでまずいNGワードです。

今の世の中、男だから・女だからという性別を理由に何かを押し付けることはナンセンス。自分のパートナーがそんな時代遅れな考えの持ち主だったなんて…と、考え方の違いに幻滅したりショックを受けたりすることも多いでしょう。

禁句5 「あの時も○○だった」

男性を指さして怒る女性

今喧嘩になっていることに加えて、「あの時も○○だったじゃない」「あなたっていつもそうよね!」と過去の喧嘩を蒸し返すのは夫婦喧嘩のルール違反。「今回の喧嘩もまたいつか掘り返されてネチネチ言われるんだろうな…」と思うと、夫婦として普通に生活していくことすら気が重くなってしまいます。

昔の喧嘩に限らず、その喧嘩に無関係なことを持ち出すのは喧嘩がこじれやすくなる原因ナンバーワン。話の争点をズラさないよう気を付けましょう。

離婚になりやすい喧嘩の原因

さらに、喧嘩の原因が借金の問題やお酒・ギャンブルへの依存など、穏やかな夫婦生活を壊しかねないものだと一気に離婚のリスクが高くなります。喧嘩中どちらかが暴力を振るってしまうケースも、離婚一直線になりがちです。

喧嘩するほど仲が良いとも言いますし、日常的な不満は適度に口に出したほうがストレスも解消できますが、喧嘩の原因や中身によっては残念ながら離婚に至ってしまう夫婦もいます。「パートナーのことは愛してるし、離婚なんてするつもりはない」という場合、今回ご紹介した禁句をうっかり口に出してしまわないよう、気を付けてくださいね!

夫婦喧嘩の中にも思いやりを

「本当は喧嘩なんてしたくない」これがほとんどの夫婦の本音なのではないでしょうか。それでもその日偶然機嫌が悪かったり、相手のちょっとした言葉が嫌味に聞こえてしまったり、つい喧嘩になってしまうことはありますよね。

そんな時には、ぜひ今回ご紹介した解決法を参考に、できる限り素直になりましょう。自分が悪かったと思えば素直に謝り、喧嘩中でも相手への思いやりだけは忘れないことが大切です。彼氏と喧嘩しない方法彼氏と喧嘩してしまう原因を探ると夫婦円満に一役買うでしょう。仲直りしたあとは、いつも以上に相手への愛情を伝えて、より一層ラブラブな夫婦へとレベルアップしていってくださいね!