読書の秋にオススメな15冊☆秋の夜長は女を磨くチャンス
読書の秋と言われるようになった由来をご存知ですか?秋の夜長は涼しく、過ごしやすいことから、集中して読書をするのにぴったりだからなんだそう。そんな読書の秋におすすめする本を15冊ピックアップ!知的美人を目指しましょう☆

読書の秋って言うけど……なぜ『読書の秋』なの?
読書の秋と言われるようになったのは、古代中国の韓愈が読んだ「灯火親しむべし」という詩から来ているそうです。夏よりも涼しくなった秋の夜には、明かりを灯して本を読むのに最適な季節であると詠んでいるのです。また、日本では9月のことを長月と呼び、夜が長いためにそう呼ぶようになったという説が有力です。
夏ほど暑くもなく冬ほど寒くもない、秋の夜長。過ごしやすい気候に食欲の秋やスポーツの秋を満喫するのもいいけど、今年の秋は『読書の秋』で知的女子を目指しませんか?
読書初心者・忙しい方向け!短編集
奇談蒐集家[著:太田忠司]
「求む奇談、高額報酬進呈(ただし審査あり)。」という奇妙な広告を見た老若男女が、広告主である自称・奇談蒐集家とその助手に語って聞かせる奇妙な物語。魔術に魔人、美男と醜い老人、鏡の姫との恋物語……。しかし、魅惑的な奇談は、蒐集家の助手によって謎が解き明かされていく。
今作の探偵役は蒐集家の助手ですが、彼は奇談を持つ人々から話を聴いただけで謎を暴いていく、いわゆる安楽椅子探偵です。広告を見た人物が、彼らのもとに奇談を持って行く。その奇談の幻想さを助手が暴く。名探偵の鮮やかな推理に感心しますが、どこか興ざめな印象を受けてしまいます。初めは。
作品の舞台がバーということもあり、作品全体にバーの薄暗く妖しい雰囲気が満ちています。そして第一夜、第二夜……と読み進めるごとに、その話の奇妙さ、奇怪さは増していき、奇談蒐集家が好む葉巻のシガリロとスコッチウイスキーの豊潤な香りもまた、奇怪さと比例して鼻に薫る気がしてくる作品となっています。甘い幻想が苦い現実となったとき、奇談をよりどころにしていた人々は、どのような行動に移るのでしょうか?
秋の夜長に、じっくりと味わうのがおすすめです☆
読書の秋☆おすすめの相棒
甘いおとぎ話がほろ苦い現実になるストーリーにぴったりなのは、ブラックチョコレートではないでしょうか。チョコレートを食べることによって、抗ストレスとリラックス効果が期待できます。ただし、大量に食べてしまうと逆効果になりますので、特に寝る前に読むときはほどほどで止めておきましょう。
月の部屋で会いましょう[著:レイ・ヴクサヴィッチ/訳:岸本佐知子・市田泉]
恋人の手編みセーターの中で迷う男、月の部屋で30年後に再会を約束する二人、生きた人間になりきれない哀しい機械人間などなど、SF(少し不思議)、というよりもTF(とびきり不思議)な作品が33篇入った作品です。
かなり突飛な設定の話ばかりが入った本ですが、その物語の登場人物たちはどこにでもいる人たちばかりです。ある出来事からすれ違う夫婦、不満を抱えた美容師と楽しくない客……。どの作品もシュールでおかしくて、その奇妙で魅力的な世界に驚きます。書いたのはアメリカ人ですが、日本でも見られる人々がこの本にはたくさん出てきます。現実にはあり得ない話なのに、普通の人たちが主人公に据えられているために、なんだか親近感がわく話ばかりです。
本の帯に作家・藤野可織が書いた推薦文の中の一文が、この本を簡潔に表しています。「死んじゃうくらい楽しくて悲しい」まさに、この本はその一言に尽きます。とても楽しいその中に、ひっそりとした悲しさもまた、存在しています。特に『僕らが天王星に着くころ』や、表題作の『月の部屋で会いましょう』は、その特色が強いです。しかし、そんな穏やかな話ばかりでもありません。『ふり』のなんとも言えない恐ろしさ、じんわりとした後味の悪さ。最後の「ばあ」というセリフが、特別怖いものではないはずなのに、空恐ろしさを感じさせます。
読書の秋☆おすすめの相棒
表題作の短編『月の部屋で会いましょう』に出てくる飲み物、ラムコークはいかがでしょうか?実は、ラムはお酒の中でもカロリーが低め。お酒ですので、身体を温める効果もあります。また、コーラには消化不良やアレルギー症状を和らげる効果もあるという話もあるそう。
飲むときはもちろん!作中にあるように「プラスチックのボトルからプラスチックのストロー」を使って飲みましょう。未成年者は飲酒しちゃいけませんので、おとなしくコーラを飲んでおきましょう。
海底バール[著:ステファノ・ベンニ/訳:石田聖子]
物語の舞台は、海底にあるバール(英語で言うところのバー)に集った人々が話し始める、奇妙奇天烈な物語の数々。悪魔と料理人、天才的なバイク乗りと美女の青春恋愛物語、宇宙人との出会いなど、笑えたりワクワクしたり、時にゾッとする物語集になっています。
全体的に『文字食い虫』のような実験的な作品や『シミゼ』といったノンセンスな作品が多いですが、『プリシラ・マップルと二年C組殺人事件』のようなミステリーや『クララと四枚の薄衣』のような神話的な話もあり、一度に様々なタイプの話が読みたい方にはおすすめです。また、『ショートショート』というタイトルの、タイトル通りものすごく短い作品も含まれているので、本を読むとどうしても眠くなっちゃう方にもおすすめです。
読書の秋☆おすすめの相棒
舞台がバールのイタリア文学ですので、イタリアらしい飲み物を選んでみました。
お酒がお好きな方は……ワイン、特にホットワインがオススメ!ショウガやはちみつなどを入れるホットワインは、女性の敵である冷えを改善してくれる効果もあります。
お酒が飲めない方は……ジンジャーティーでぽかぽかになりましょう♪または、エスプレッソやカプチーノを飲むとイタリアの雰囲気を味わえるかもしれません。
愛って何?女の幸せって?そんな疑問に答えてくれる本
ジェイン・エア[著:シャーロット・ブロンテ/訳:河島弘美]
主人公のジェイン・エアは孤児になり、いじわるな叔母のもとで育てられる。その後、送られた寄宿学校で生徒・教師として過ごした後、家庭教師として貴族に雇われることになる。というのが、この小説の入りとなります。
物語に出てくる主人公って、大抵は美人と美男ですよね。しかし、この『ジェイン・エア』の主人公は、美人じゃないです!(笑)しかも、はつらつとした健康的な女性、という男性に好まれそうな性格でもありません。小柄で病弱の色白い女性です。そして孤児という自らの境遇に対する不満、男女不平等から起こる反骨精神を持っています。今なら特別珍しいことでもありませんが、19世紀のイギリスにおいては常識を打ち破った行為でした。女性が自分の能力を発揮する場を求めること、男性にも物おじせず自らの意見を言うこと。これら主人公の主張は、現代にも通じるものですよね。この作品から、自分に自信を持てない方は、勇気をもらってみては?そして最終的にジェインが選んだ道について、なぜこの道を選んだのかと彼女の心に思いをはせれば、自分の進むべき道について見えてくるかもしれません。
読書の秋☆おすすめの相棒
イギリスが舞台ですので、はちみつを混ぜた紅茶はいかがでしょうか?寝る1時間前に、はちみつを混ぜた紅茶を飲むと、よく眠れるそうですよ♪代謝が良くなることで痩せやすくなるという利点もありますが、飲みすぎには注意してくださいね。
超訳百人一首 うた恋い。[著:杉田圭]
藤原定家が選定した小倉百人一首。それぞれの歌に秘められた背景、込められた想いを漫画でわかりやすく解説したシリーズ。あくまでも「超訳」なので、発想も跳躍していることを念頭に置いて読みましょうね!
「古典は意味わかんなかったな……(遠目)」という学生時代を送ったアナタや、「古典……ウッ、頭が!」と拒否反応を示す現役学生のアナタにこそ読んでほしい一冊!現代から1000年近くさかのぼった時代に生きる人々が詠う、恋の歌。彼らとは常識も生活様式もまったく違うにもかかわらず、その恋の切なさ、もどかしさに共感してしまうこと間違いありません。当時の女性は男性を待つことしかできなかったので、多くの不安を抱えて恋をしていました。迷いながらも前に進む平安美女たちに、勇気づけられることでしょう。
このシリーズは一句につき一話となっていますが、それぞれテンポよくまとまっていますので、大変読みやすいと思います。古典や日本史が苦手な方でも、その話に出てくる人物についてはきちんと紹介文が載っていますので、予備知識なしで楽しめます。きゅんきゅんする話から、その切なさに胸が締めつけられる話まで、いろんなタイプの恋愛物語を読むことができます。ちなみに私が好きな話は、下に紹介する句です。
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
『うた恋い。』は数年前にアニメ化もしましたので、そちらもぜひ。
読書の秋☆おすすめの相棒
この本の舞台は平安~鎌倉時代の日本ですので、その当時から親しまれている梨はいかがでしょうか?実は、梨は夏の疲れからくる肌のダメージやむくみに効く成分を、含んでいるんです!アスパラギン酸が、溜まった肌の疲れを癒し、ペントザンが脂肪分解・吹き出物対策をしてくれます。その他、便秘解消や疲労回復にも効く梨を食べながらキュンキュンすれば、より美しくなるでしょう
パーカー・パイン登場[著:アガサ・クリスティー/訳:乾信一郎]
「あなたは幸せですか?そうじゃないならパーカー・パインに相談を」という、変わった新聞広告に惹かれて、依頼人がパイン氏の事務所に訪れる。夫の浮気に悩む中年妻、退屈した退役軍人……もちろん本格的なミステリーも楽しめるバグダッドの門なども収録している短編集です。
著者のアガサ・クリスティーと言えば、名探偵ポアロやミス・マープルといった人たちが活躍する推理小説が有名ですが、今回メインとして活躍するのは、タイトルにもある通りパーカー・パイン氏。クリスティーの探偵の中でもどちらかというとマイナーな部類ですが、このパイン氏、実は他の探偵たちとは一味も二味も違うんです!まず、彼は事務所を構えていますが、探偵ではありません。悩みを持つ人の悩みを、奇想天外な方法で取り除くのが、彼の仕事です。
前半と後半で、作品の毛色がだいぶ違います。前半は、パイン氏のいつも通りの仕事内容を紹介したもの。後半は、パイン氏が休暇で旅行に行くものの、事件に巻き込まれて休暇にならないというもの。作品全体に、恋愛小説も書いていたクリスティーの手腕がいかんなく発揮されています。しかし、話の面白さ、クリスティーのイメージにない意外性という点から、私は特に、前半部分を読むことをお勧めします。作者の黄金期に書かれた作品ばかりですから、面白さは折り紙付きですよ。
読書の秋☆おすすめの相棒
主人公、パーカー・パインから、パイナップルなんていかがでしょうか!……ダジャレじゃんとか言わない><ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、パイナップルを食べるだけでダイエット効果を期待できるんです。パインを食べると、体内で水分を吸収して膨らみ、満腹感を得ることができるのです。また、食物繊維が豊富で便秘解消にも一役買います。
娚の一生[著:西炯子]
主人公は、長期休暇を田舎にある祖母の家で過ごしていると、病を患っていた祖母が亡くなる。主人公はそのまま、しばらく祖母の家で葬式の手配や遺品の整理などをするために暮らすことに決めるが、そこへ謎の中年男性が現れて……?というストーリー。
この作品は、主人公を榮倉奈々、謎の男性を豊川悦司で映画化されましたので、知っている方も多いかと思います。端的言えば三十路女と五十路男の色恋沙汰の話なのですが、それだけで終わらせません。「女の幸せって何?」「結婚すること=幸せなの?」という疑問に対して、迷いながら、時に道を間違えながら、主人公は自分なりに答えを見つけていきます。その姿勢に、彼女の言葉に、読む側もハッと気づかされるものがあるでしょう。
結婚することが最終目標、結婚することが幸せだと思っている方は、一度この漫画を読むことをおすすめします。また別の生き方が見えてくるかもしれませんよ?
読書の秋☆おすすめの相棒
映画化でのロケ地が三重県南伊勢町ですので、伊勢町の名物・みかんはいかがでしょうか?実は、季節の変わり目にぜひ食べたい果物なんです。風邪予防、疲労回復はもちろんのこと、美肌効果やお通じへの効果も期待できるのです!
九月姫とウグイス[著:サマセット・モーム/訳:光吉夏弥]
タイにある王国の優しく美しい九月姫と、その姉にあたる性格の悪い8人の姫が、歌の上手なウグイスを巡って繰り広げるお話。
今回紹介する本の中では、唯一の絵本です。そして、作者であるサマセット・モームによる絵本作品も、生涯を通してこれのみとなっています。「幼稚園児じゃないし、今さら絵本~?」と言う方もいらっしゃるとは思いますが、愛に悩む方はぜひご一読ください。相手を自分の目の届くところに置いておくことが愛ではなく、相手が遠いところにいても必ず帰ってくると、相手を信頼することが愛なのだということを教えてくれます。幸せな終わりなのに、読み終わった後に考えさせられるところがあるのが、ただの子供向け絵本で終わらないところです。
また、武井武雄さんによる、どこか懐かしさを感じる華やかな挿絵が、物語とよく調和しています。イラストが気に入った方は、『おもちゃ箱』や『あるき太郎』などの本もおすすめです。
読書の秋☆おすすめの相棒
幼いころに戻ったつもりで、甘いホットミルクはいかがでしょうか?寝る前に、ホットミルクを飲みながら絵本を読むのが理想的です。なぜなら、ホットミルクには安眠効果もありますので、最近よく眠れないな……という方におすすめです。
センスを磨けば女もアガる!中から外から美しくなる本
檸檬[著:梶井基次郎]
「えたいの知れない不吉な塊」が「私」の心を抑えつけていた。音楽も詩も、それを軽くはさせてくれない。好きで通っていた丸善も、今や借金取りの亡霊ばかりがいる場所にしか見えない。ふと気に入りの果物屋でレモンを見かけ、一つ買って握ってみると、不思議とあの憂鬱さがまぎれるのであった……。
1931年に発行された短編小説のため、言い回しが古いことが多いですが、『檸檬』は短編ですので、普段は本を読まないという方や、純文学って難しそう……と思う方におすすめです。純文学の入り口にどうぞ。
この作品は、主人公の心の動きがすべてです。前半の、原因のない憂鬱さ、鬱屈さ、焦燥感。後半、檸檬を買ってからの幸福感、解放感、他愛もない妄想。そんなもので構成されています。しかし、心理描写が上手ですので、読むうちに物語に、主人公に引き込まれていきます。「ただの檸檬」という、他人から見たらとても些細なきっかけによって、主人公は憂鬱さが晴れていく。読み手である私たちにも、他人から見たら「こんなもので?」と言われるようなものでテンションが上がったり、気分が晴れたりすることってありますよね。そんな共感もできる作品です。私は、いつも読んだ後に、「レモンエロウ(レモンイエロー)」のアクセサリーが欲しくなります。主人公のようにうつうつとした気分になったときも、そんな鮮やかなアクセサリーを身に着ければ、気分が晴れるような気がしませんか?
『檸檬』の魅力は、なんといっても檸檬の鮮やかさ。後半、終わりの方に出てくるシーンですが、様々な色の画集を積み重ねた上に檸檬を一つ置く場面があります。文章を読むだけで、檸檬の鮮やかな黄色が、その紡錘体の形とともにぐぐぐぅっと眼前に迫ってくるような気がするのです。
読書の秋☆おすすめの相棒
小説のタイトルにある通り、レモンをお供に読んでみましょう!と、言ってもそのままかじるわけではありません。レモンのアロマオイルをお風呂に混ぜて、その香りを楽しんじゃいましょう♪レモンには血行促進の効果があり、冷え性やむくみの症状改善によく効きます。また、頭をリフレッシュさせる働きがあり、集中して読書に挑めるでしょう。
ただし、敏感肌の方には刺激が強すぎることもありますので、まずは1滴垂らして様子を見てみましょう。
高慢と偏見[著:ジェイン・オースティン/訳:中野康司]
はつらつとした知性を持つ主人公が、大金持ちで頭も良い美青年と出会うが、高慢すぎるその態度に反感を抱き、しばらくすると美しい見た目の将校に惹かれるが……という話。18世紀末のイギリスが舞台の小説ですが、内容は典型的な少女漫画、ラブコメ作品と変わりません。出会いは最悪、そこからだんだんと惹かれあい……という話の元祖かもしれません。
ぶっちゃけ、話の内容はイギリスの片田舎における結婚話です。どれだけ条件の良い男と結婚するか、結婚に求めるのは愛か金かなんて、手垢の付いた内容がふんだんなのに、こんなにもページをめくる手が止まらないとは!大事件もないのに面白いのは、人物描写の細やかさのお陰。冒頭にある主人公の両親の会話から、すでに面白い。中身のない夫人と、妻の話をまったく聞かない夫。200年も前にイギリスで書かれた話なのに、描かれる人物たちは現代日本でも「あぁ~!こういう人いる!」とうなずける人々ばかりなのです。また、作者であるジェイン・オースティン特有の皮肉とユーモアのセンスは、この作品でも光っています。さすがイギリス。
この作品は、その人気の高さ、話の良さのため、映像化も舞台化、パロディも多く存在します。私は2005年の映画『プライドと偏見』を観てから、原作である『高慢と偏見』を読みました。この映画はほぼ原作通りです。また、パロディでは『高慢と偏見とゾンビ』があります。これは……パロディというか、原作の文を9割使った異色作です。そして、なぜか映画化しました。日本での公開は未定ですが、コメディホラーが好きな方は、元ネタの『高慢と偏見』と原作の『高慢と偏見とゾンビ』を読んでから観に行かれるとより楽しめるはずです。
読書の秋☆おすすめの相棒
イギリスが舞台の物語ですので、おすすめは紅茶!といっても、このお話は玉の輿の話(雑なまとめ)ですし、美人になる紅茶を作りましょう。白ごまや豆乳などを混ぜるこのレシピは、身体を内側から温め、老廃物を出してくれる効果を期待できます。詳しいレシピは、日本紅茶協会から。
ココ・シャネル 女を磨く言葉[著:髙野てるみ]
1910~60年代まで活躍したファッションデザイナー、ココ・シャネルが生み出したたくさんの名言の中から、60句集めた本です。彼女の生きざまと人生を彩った恋愛を振り返りながら、その生き方の中から出てきた力強い言葉を「ファッション」、「恋」、「仕事」、「美意識」に分けて紹介しています。
ココ・シャネルが立ち上げたブランド・シャネルが、現在まで世界中の女性たちに愛されているのは、彼女の生きざま故でしょう。ココ・シャネルの時代を超えた生き方、考え方は、きっと現代の迷える女性の道しるべとなるはず。まさに彼女の言葉は、文字通り“金言”と言えます。
現実的であることは、ちっとも夢がないじゃないの。
わたしは夢を見ていたいのよ。
彼女のように、無邪気にしたたかに前へ前へと進んでいきたいものですね。
読書の秋☆おすすめの相棒
部屋に花を飾ってみませんか?ココ・シャネルは花を贈られることが多く、気に入った人から贈られた花は長く飾ったという話が残っています。贈られたものじゃなくても、花を飾ることによって部屋の雰囲気も、自分の気持ちも明るく華やぎます。この時期の花というとコスモスが有名ですが、ゼラニウムやダリア、ミニバラも秋に咲く花として有名です。
おしゃれの絵本-中原淳一ファッションブック[著:中原淳一/選:ピーコ]
1950年代に活躍した中原淳一の作品から、現代日本の流行にも合うものをピーコが選んだもの。バッグや手袋などの小物などのカットもあるが、そのほとんどが全身カットのカラーイラストを集めたファッションブックになっています。
そのほとんどが1950年代に描かれたイラストなのにもかかわらず、古臭さを感じないコーディネートばかりです。もちろん、イラストだけでなく、現代の流行の傾向を織り交ぜた、ピーコの解説もこの本の魅力です。ただ流行っているからと着ているファッションではなく、自分を美しく魅せるファッションこそがおしゃれなのだと教えてくれます。日々の忙しさの中では忘れがちですが、美しいものに触れて心を豊かにすることが内面の美しさを磨く方法なのかもしれませんね。また、特別付録の配色ハンドブックは、ファッションのジャンル関係なく使える一冊となっています。カラーコーディネートに迷った際はぜひ参考にしたい内容です。
中原淳一のイラストが好きな方は、ぜひ内藤ルネの『こんにちは!マドモアゼル』や、マツオヒロミの『百貨店ワルツ』もご覧になってくださいね。
読書の秋☆おすすめの相棒
素朴なホットケーキはいかがでしょう?今流行りのクリームたっぷりのパンケーキでもなければ、ベリーソースがかかった厚いものでもない、昔、お母さんに作ってもらったようなホットケーキをおすすめします。ホットケーキミックスを使って作ったものに、バターとメープルシロップでシンプルに食べましょう。ほっこりと、昔懐かしい気分に浸れるでしょう。
今話題のアノ作品
君の名は。[著:新海誠]
田舎町に住む女子高校生と東京に住む男子高校生が、夢の中で入れ替わっていることに気付くことから物語は始まります。ここであまりに映画の内容に触れると、ネタバレになってしまいますので、この作品はこれだけにとどめておきます。
言わずと知れた話題の映画『君の名は。』の監督が書いた、映画の原作に当たる同名小説です。一応、原作と銘打ってはおりますが、映画を観てから小説を読むことをおすすめします。映画を気に入った方は、『君の名は。 Another Side:Earthbound』というスピンオフ小説もご一読なさると、より楽しめるでしょう。
読書の秋☆おすすめの相棒
やっぱりこれでしょ!RADWIMPSによる『君の名は。』のCD!映画で使われたサウンドトラックが、ほぼ映画で使われた順番通りに収録されていますので、『前前前世』を聴きながら読めば、より涙が止まらなくなること請け合いです☆
ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日[著:ジョジョ・モイーズ/訳:最所篤子]
介護師として雇われた主人公が出会ったのは、事故で四肢麻痺になった青年実業家。徐々に惹かれあう二人だが……という、よく言えば王道、悪く言えばありきたりな話。しかし、ここで終わらないのがこの小説のポイント!あまりに言うとネタバレになってしまうので、あまり書けませんが……。
いわゆる、女性向けのメロドラマな展開を期待している人にはお勧めできません。王道な恋愛ストーリーと重いテーマがよく調和しており、それが他の王道恋愛小説と一線を画しています。単なる恋愛小説に飽きた!という方はぜひ。
小説を読みなれない方には、厚みがネックになるかもしれません。どうしても読むのがおっくうだという方は、2016年10月1日に映画化作品の『世界で一番キライなあなたに』が公開するので、そちらをチェックしてみてください。
読書の秋☆おすすめの相棒
イギリスが舞台の物語ですので、イギリス人らしくミルクティーにして飲んでみましょう!濃いめの紅茶に、たっぷりの牛乳とティースプーン2杯分の砂糖を混ぜたものを、スコーンと一緒にいただけば、イギリスの雰囲気を味わえるかも!?
また、紅茶にはダイエット効果やストレス解消、抗菌作用もあり、季節の変わり目にはぜひ飲んでおきたい飲み物なのです。
〆切本[著:夏目漱石、江戸川乱歩、星新一など、全90人]
明治の文豪から現在の有名作家まで、〆切に追われる90人の書き手による〆切話94編を収録した変わり本。
Twitterで話題になった本です。他人が原稿を落とす(〆切に間に合わない)言い訳のなにがそんなに?と思いましたが、これは面白い!今まで、教科書や作品でしか知らなかった有名人たちが、一気に身近に感じる本です。というか、ものを書いて稼いでいる人たちの文章なので、なんだか「ごめん!〆切延ばして!」っていう内容なはずなのに、高尚な文学に見えてくるのは作家が作家たるゆえんなのでしょうか……。それから、途中で必ず一回は、「〆切破るわメンゴ☆でも(以下言い訳)」っていう内容の文章を書くくらいなら、ちゃんと原稿を書いてくださいよ!と突っ込みます。
内容とはあまり関係ありませんが、表紙のシンプルながら目を惹くデザインが秀逸ですよね。思わず手を取りたくなる表紙です。
読書の秋☆おすすめの相棒
〆切に間に合わせようと徹夜する作家のイメージで(嫌なイメージだなぁ)、コーヒーはいかがでしょう?コーヒーにはダイエットやアンチエイジングの効果が期待できます。また、あの香ばしい香りにはリラックス効果もあるのです。朝活の一環として、コーヒーを飲みながら読書をしてみてはいかがでしょうか。ただし貧血の方は、貧血の症状を起こしやすくする危険性もあるので、体調と相談しながら飲んでくださいね。
寂しい秋の夜長には読書の秋を満喫しちゃいましょう!
とても過ごしやすい気候になる秋の夜。そんなチャンスを逃さずに、知的美人になる努力をしちゃいましょう!本に合わせて、内から外から綺麗になるための相棒もご紹介いたしました。ライターの趣味が大爆発した本の数々ですが、なるべくジャンルが偏らないようには努力しました。その結果が小説に絵本にスタイルブックという、なかなかちゃんぽんなセレクトでしたが。1冊でもあなたの興味に惹かれるものがありましたら、これ幸い。
読書の秋、と言われる秋ですが、他にも芸術の秋や食欲の秋なんて言われますよね。過ごしやすい気候から、集中力の上がる季節ともいわれています。そんな秋の夜長におけるモテ女の過ごし方も紹介していますので、そちらもご覧くださいね。