家庭内別居のコツおすすめルールと夫婦関係を修復する方法

家庭内別居ってどういう状態?気になる生活費のことや、家庭内別居をなるべくストレスなく続ける方法、さらに家庭内別居を解消して関係を修復する方法まで、幅広くピックアップしていきます。

家庭内別居のコツおすすめルールと夫婦関係を修復する方法

やむを得ず家庭内別居…快適に過ごす方法は?

毎日のように夫とケンカでイライラ!もういっそのこと離婚してしまいたい!なんて思っても、そう簡単には決断できないものですよね。そんな夫婦が一時的に少しでもストレスを減らすことができれば…と選ぶのが「家庭内別居」。

完全に別居してしまうと世間体も悪いし、もしかしたらまたラブラブに戻れるかもしれないし。そんな期待も少し込められた家庭内別居では、お互いに快適に過ごすためのルール作りが大切です。「妻」をちょこっとお休みして、これからの2人の関係を見つめ直すきっかけにもなる家庭内別居の、おすすめルールと関係の修復方法をご紹介していきます。

そもそも家庭内別居の定義ってあるの?

背中を向けて立つ夫婦

結論から言うと、「家庭内別居とはこういうものですよ」と定義している法律があるわけではありません。ただ、一般的には同じ家に住んでいても会話がない、お互いに無関心な夫婦のことを指し、実質的には夫婦としての同居が破たんしている状態のことを「家庭内別居」といいます。

そうすると片方だけが「家庭内別居だ!」と主張していて、もう片方はその自覚がない、または家庭内別居を認めたくない場合、家庭内別居をしていることにならないのかというとそういうわけでもなく、実際に家庭内別居から離婚を求める裁判が起こされた際には、「一方が結婚を続けていく気持ちを失っている」ということで離婚が認められたケースもあります。

家庭内別居中でも夫婦の役割はこれまで通り

家庭内別居中の夫婦の多くは、それまでと変わらない夫婦の役割を淡々とこなしているようです。たとえば夫は働いて生活を支え、妻は家事を担当する。そうやって各自の役割は果たすけれど、夫婦らしい会話や触れ合いはナシ、というのが家庭内別居のよくあるパターンなのです。

離婚よりはマシ!?家庭内別居のメリット

ここで気になるのが、会話もしたくないほど相手に愛想が尽きているのに、どうして「家庭内」別居なの?という疑問ですが、完全な別居ではなく家庭内別居を選ぶ夫婦のほとんどが、家庭内別居に次のようなメリットを感じています。

メリット1 負担を増やさずに済む

財布の中を見る妻と家事をする夫

完全に別居したり離婚したりしてしまうと、それまで夫婦で一緒に回していた生活をすべて自分1人で負担しなければならなくなります。夫が外で働き妻が家事を担当していた家庭なら、夫は仕事でどれだけ疲れていても家事をこなさなければ家は汚れる一方ですし、妻は職探しをしなければなりません。単純に考えて、生活のための負担が倍になるのです。

一方、家庭内別居ではとりあえず生活はこれまでのまま。引っ越したりして周りの環境が変わるわけでもないので、これまでの生活から「相手と接する」という当面のストレスだけを取り除くことができます。

離婚するにも一苦労

結婚するときより離婚するときのほうがよっぽど大変。多くの離婚経験者が口を揃えて語ることですが、実際離婚するとなると話し合いにもかなりのエネルギーが必要になります。子供がいる場合は親権をどっちが持つのか、養育費や面会のルールなど、もっと決めることがいっぱいです。

そもそも顔を合わせるのもイヤ!な相手と、離婚するためとはいえ延々話し合いをしなければならないなんて、余計にストレスが溜まりますよね。仕事や生活にも支障が出る可能性があるため、お互いに気持ちが落ち着くまでは…と、家庭内別居はある意味夫婦を「保留」している状態とも言えます。

メリット2 世間体が良い

ご近所さんの目はもちろん、結婚したときに親しい友人や会社の同僚から祝福してもらった夫婦ほど、「実は私たち、別居するんです…」なんて言い出しづらいですよね。自分の両親にだって、できることなら心配をかけたくない。つまるところ別居はしたいけど周りにはバレたくない。そんなときにも家庭内別居はとても都合が良いんです。

なんせ夫も妻も帰る家はこれまで通り。家の中で一切会話を交わしていなくても、顔さえ合わせていなくても、そんなこと外からは分かりません。よく外では仲良さそうな夫婦を演じているけれど、実際の夫婦関係は冷え切っている…という夫婦を「仮面夫婦」と呼んだりしますが、家庭内別居中は仕方なく仮面夫婦になるケースも多いでしょう。

メリット3 子供が寂しくない?

父親に抱っこされた娘

家庭内別居を選択した理由として、「子供」を挙げる夫婦もいます。子供にとっては、お父さんもお母さんも大切な家族。なんだかんだいって、やっぱり両親が揃っていたほうが子供にとっては良いんじゃないかな…という思いで、同じ家に暮らせる家庭内別居を選ぶのです。

さらに、そこには「自分が子供と離れたくない」という思いも当然あります。別居すれば子供はどちらかの親の元でしか暮らすことができません。夫か妻かどちらかは、子供を手離さなければならなくなるのです。

本当に「子供のため」?

子供を理由に家庭内別居しようと思っている人は、本当にそれが子供のためになるのかをよく考えたほうが良いでしょう。家族一緒に暮らしているとはいえ、ひとことも言葉を交わさない両親を見て、子供は何を思うでしょうか。たとえ子供の前では仲良さそうに振る舞ったとしても、子供は両親の感情に敏感です。

子供のタイプにもよりますが、思い切って完全に別居してしまったほうがストレスなく暮らせることもあります。子供の気持ちと夫婦の気持ち、バランス良く考えましょう。

家庭内別居するなら決めておきたいルール5つ

ここからは、家庭内別居を考えているみなさんに押さえておいてほしい、家庭内別居を快適にするためのルールをご紹介していきます。いきなり「今日から家庭内別居ね!」と言い渡しても、ルールがなければ何かと衝突は避けられません。家庭内別居の先輩に学ぶ、ストレスフリーな生活のコツをチェックしていきましょう。

ルール1 寝室は別にする

ベッドから起き上がる女性

寝室を別にすることは、家庭内別居の基本です。寝室が同じだと、どうしても帰りが遅くなった相手に睡眠を妨害されたりと、関係が上手くいっているときでさえイライラ必至なトラブルのもとになります。相手のことが嫌になっているときは、隣で寝ている相手の気配を感じるだけでストレスを感じてしまうこともあるはずです。

まずは寝室を分けて、お互いが確実に1人になれるプライベート空間を作りましょう。それぞれに個室を持つことができると、イライラしそうなときにはその個室に逃げ込めば良いので、就寝時だけでなく生活全般を穏やかに過ごすことができるようになります。

ルール2 冷蔵庫もできれば別に

自分が買ってきた食べ物を相手が勝手に食べてしまった…よくよく考えれば別にまた買い直せば良いだけの話なのですが、なんだか無性にイライラしますよね。相手のだらしない食生活を目にすると、それだけで嫌な気分になるという人もいるでしょう。

家庭内別居では、なるべく相手の気配を感じないよう工夫することが大切。一緒に暮らしているのを忘れるくらいになるのが理想ですね。そのため、どんなにコンパクトなものでも良いので家庭内別居を始める際にはもうひとつ冷蔵庫を用意しましょう。別々の冷蔵庫を使用するだけで、無駄にイライラしてしまう要素をひとつ取り除くことができます。

ルール3 相手の「ひとり時間」に配慮する

居間で一人でテレビをつける女性

相手がリビングでテレビを観ていたり食事を摂っていたりしたら、その時間を邪魔しないようにしましょう。リビングも洗面所も、共用で使用するスペースに相手がいるときには利用を控える、これを家庭内別居のルールにすることができれば、家庭内別居はみちがえるほど快適になります。

自分も歯を磨きたいのに…テレビを観たいのに…という「相手がいるせいで使えないストレス」を感じることもあるかもしれません。しかし、相手と同じ空間に居合わせるストレスに比べればマシではありませんか? もし使えないストレスとのほうが大きい!という場合は、もしかしたら相手のことをそこまで心から嫌っているわけではないのかもしれませんよ。

ルール4 顔を合わせたらあいさつする

どれだけ家の中で相手と出くわさないように気を付けていても、家にいる時間がかぶっている場合は顔を合わせてしまうことがあるでしょう。そんなとき、相手を無視してしまうのは逆効果。相手がそこにいることは事実なのに、無視しようと努力することでかえってストレスがかかります。

ここはひとつ大人になって、きちんとあいさつしましょう。ある意味相手をただの同居人やビジネスパートナーとして割り切って、他人行儀に接するほうが気持ちも楽になります。山登りですれ違った人同士が「こんにちはー」と声を掛け合うように、爽やかに挨拶すれば気持ちよく家庭内別居することができるでしょう。

ルール5 必要な連絡はメールで

スマホでメールを送る女性

相手のことを思い出すのもイヤだからといって、必要な連絡事項を伝えないままにしておいては相手を怒らせてしまいます。逆に相手があなたに連絡しないことで困った状況に追いやられてしまう危険もあるので、必要な連絡がある場合はメールで連絡する、と決めておくと安心です。

その際の文面はあくまでも事務的に。仕事で取引先の人にメールをするようなイメージで書くと感情的にならずに済みます。あえて敬語を使うのも、適度に良い距離感を保てるコツです。

家庭内別居から関係を修復する方法3つ

完全な別居ではなく家庭内別居を選択するのは、そこまで決定的に心が離れてしまったわけではない証拠でもあります。なんせ、まだ条件付きで一緒に暮らすことはできているのです。そこから関係を修復して、家庭内別居の解消を目指せる3つの方法をご紹介します。

方法1 相手に対して礼儀正しく振舞う

いつか家庭内別居を解消してまた仲良く暮らしたいと思っているなら、とにかく相手に対して礼儀正しく接することが大切です。自分が出した食器はすぐに洗う、リビングなどにゴミを放置せずきちんと片付けておくなど、共用部分をいかにきれいに使うかもポイントのひとつ。

なるべく相手にストレスをかけない生活を心がけることで、相手も気分が落ち着き、またあなたとの関係を前向きに考えても良いと思うようになるでしょう。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉をよ~く噛みしめて!

方法2 ご飯だけは一緒に食べる

横並びで一緒に食事をとる夫婦

実際に家庭内別居をしている夫婦の中には、毎日夜ご飯だけは一緒に食べるようにしているという夫婦もいるのだとか。夜には子供が帰ってくるからという理由もあるようですが、家事を妻が担当しているなら確かにご飯のタイミングは合わせたほうが何かと楽ですよね。

また、ご飯を一緒に食べることで無意識のうちに相手に対する一体感が生まれます。何も会話をしなくても、ただ一緒に食べるだけで家族の意識が戻ってくる可能性もあるでしょう。

方法3 素直に気持ちを伝える

今自分がどんな気持ちなのか、それは文字や言葉にして伝えなければ絶対に相手には伝わりません。メールや手紙でも構わないので、自分が家庭内別居を解消したいと思っていることを素直に相手に伝えてみましょう。

この場合、相手の気持ちがまだ高ぶっている時期は避けたほうがベター。かといって家庭内別居状態が長引けば長引くほど、2人の溝は深まってしまいます。最初にご紹介したような礼儀正しい生活を1~2ヶ月程度続け、相手の心証が多少は良くなったタイミングで関係の修復を試みるのがベストでしょう。

家庭内別居は割り切った関係性がポイント

家庭内別居で居心地よく過ごすためには、相手を夫ではなくただの同居人、またはビジネスパートナーとして割り切って考えることが大切です。中には「私は住み込みの家政婦で、夫からは生活費という名の給料をもらっている」と考えている女性もいます。付き合っている彼氏と結婚を考えている女性は結婚で後悔しない方法を見ておくといいですね。

結婚や出産を機に仕事を辞めた女性にとって、離婚するとなると気になるのがお金のこと。家庭内別居中に夫のアイロンがけをしているときなど、なんで私がこんな人のために…と納得のいかない気分になる人も多いかもしれませんが、それもその仕事に見合った対価がきちんと支払われるんだと思えば割り切ることができますよね。

外で就職するにしても家で家事をこなすにしても、どっちにしろ「仕事」をするのであれば、それまでと環境の変わらない家庭内別居のほうが楽だと思うこともできるでしょう。気持ちが落ち着くまではそういったビジネスライクな関係に徹して、またいつか夫婦に戻ってもいいなと思えるときをゆっくり待つのもひとつの方法です。

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